これから、副業としてブログを書きたいと思っている方も多いと思います。
そしてその最初の壁が、Web関係に疎い方にとって専門用語が分からないということです。今回は、分からないと先に進められない用語、ドメインについて解説します。ブログを始めるに当たりおススメされている独自ドメインについても触れていきます。
ドメインとは
まずドメインとは
ブログを始める手順は大まかに下記の通りです。
この際にドメインという用語が出てくるはずです。
1.レンタルサーバーの契約
2.独自ドメインの取得
3.WordPressのインストール
この手順は、下記のように家を建てることに例えると理解しやすいと思います。
1.広い土地を購入する
2.その広い土地の中で、家を建てたい場所の住所を確認する
3.家を建てる

つまり、ドメインはインターネット上の住所にあたります。
ドメインの役割
ドメインは、WebサイトのURLで使用されます。サイトがどこにあるのかを判別するために利用されます。具体的には、下記URLの内「shoumaru.net」の部分を指します。

独自ドメインとは
独自ドメインとは
ドメインを提供しているサービスを利用し、ご自身で取得したオリジナルのドメインのことです。
ご自身で取得するとは、下記のURLのうち「サブドメイン」・「独自ドメイン」・「サブディレクトリ」の全て文字を任意で決めるということです。
トップレベルドメインの「.net」は、いつくかの選択肢から選んで決めることになります。
下記は、ドメインを更に細分化したものです。

トップレベルドメインは、ドメイン名の構成要素の1つです。独自ドメインでも唯一変更出来ない部分のことです。下の表は、ブログで良く使われるトップレベルドメインです。元々それぞれに意味がありましたが、今はほとんどその意味は薄れています。
値段や好みで決めましょう。値段は、取得するサイトや自分で決める文字列によって異なりますので、目安です。

独自ドメイン取得のメリット・デメリット
独自ドメイン取得のメリット
1.サイトが突如閉鎖するなどのリスクを回避できる
レンタルサーバーや無料ブログ等のサービスが提供しているドメインのように、運営先がサービス終了したことにより削除されるリスクがありません。また、ドメインの所有者は登録者自身であるため、サーバーを変更してもサイトで利用しているドメインはそのまま使うことが可能です。
2.完全にオリジナルのドメインの為、信頼度を高めることが出来る
ドメインに好きな文字列使用することが出来るため、自分のサイトイメージに合わせたドメイン名を付けることが可能です。
サイトイメージを表現しつつ、短くて分かりやすいドメインにすることがおススメです。
独自ドメインは世界に1つしかありません。ドメイン名に会社やお店の名前、サイト名を入れることでユーザーに対して信頼感を高めることになります。
また、検索エンジンはドメイン単位でサイトを評価するため、ブログサービスのドメイン下にサブドメインやサブディレクトリが配置される構造よりも、独自ドメイン下にコンテンツが統一されている構造の方が評価されやすい傾向があります。更に、ブラウザの検索結果に表示される同一ドメイン名のURLは「最大2個まで」という制限があります。無料のドメインではそのサービスを利用している人たちと同じドメインを共有することになります。そのため、場合により検索結果に反映されない場合も考えられます。
何より、Googleアドセンス合格の必須条件となります。また、無料ドメインではASP選びに制限が出てきます。このことからもブログの収益化を目指すためには独自ドメインの取得が必須となります。
※Googleアドセンス:ブログでの収益を担う広告配信サービス
※ASP:アフェリエイト広告を一括で管理する企業
レンタルサーバーや無料ブログ等のサービスが提供しているドメインを無料ドメインや共有ドメインと呼びます。

無料ドメインは、自由に変更できるのがホスト名やファイル名の部分のみとなり、ドメイン名はその他のユーザーと同じになります。

上記は無料ドメインのイメージですが、マンションの一室に部屋を借りている状態のことです。つまり、実際の住所の場合はどの部屋も住所は一緒で、部屋番号が異なると思います。インターネット上の住所であるドメインはどの部屋でも固定で、部屋番号にあたるホスト名やファイル名のみ変更可能な訳です。
独自ドメイン取得のデメリット
メリットで説明しましたが、独自ドメインの取得はブログの収益化には必須なのでデメリットというよりは注意点と捉えて下さい。
1.取得にお金がかかる
有名なトップレベルドメインを選ぶほど値段が高くなります。通常、50円~2000円/年ほど掛かります。また、異常に高いドメインがありますが間違っても契約しないようにして下さい。ちなみにあまり知られていないトップレベルドメインだと、ユーザーがクリック時に警戒すると言われることもありますが、1000円弱程のもので十分です。
2.更新し忘れるとリスクがある
取得したドメインには有効期限があり、使い続けるためには有効期限内にドメインを更新する必要があります。有効期限が切れるとWebサイトが表示できなくなるなど、多くのリスクが伴います。
3.ドメイン名の変更が難しい
検索エンジンのサイトに対する評価はドメインに紐づけられるため、ドメインを変えるとサイトへの評価がリセットされてしまいます。
最初にドメインを選ぶときには、後で変更出来ないことを頭に入れて注意して決める必要があります。
まとめ
ドメインとは、インターネット上の住所のことです。オリジナルの住所である独自ドメインを取得することが、ブログの収益化に不可欠です。途中で変更するとデメリットが大きいので、しっかり事前に考えましょう。