NASDAQ100やS&P500が終値ベースで7営業日連続で、過去最高値を更新しました。
雇用統計や失業率等の重要指標がこぞって改善したことが要因です。
前日結果
レバナス基準価格とトータルリターン

NASDAQ100とその他の指数の値動き

高値圏での推移としては、少し心配する内容となりました。寄り付きから引けにかけて押し戻される展開でした。
主要米指数の中でもあまり元気のないです。
雇用統計や失業率等の重要指標の改善を市場がどう見るかは非常に難しいですね。
NASDAQ100とS&P500のセクター別ランキング

バイオ株が本日も下がっていますが、これもモデルナが足を引っ張っています。
ファイザーがコロナウイルスの飲み薬を発表したからです。
逆に旅行関連株は大きく買われました。
下がりすぎです。

チャート分析
NASDAQ100 S&P500 比較チャート

NASDAQ
チャンネルの上限辺りにはきています。私のイメージではここを大きくぶち抜くのは考えずらいです。RSIも78と指数としてはかなり高い状態となっています。MACDのヒストグラムはまだ強いです。
S&P500
4,700を超えられるか。RSIも75に突破。
関連チャート

VXNは上昇傾向です。基本的には今後のボラティリティの大きさで、下落の圧力を指します。
利回りは大きく低下してます。テーパリングの発表と実際に今月から行われるため、悪材料出尽くしと判断され債券に買いが入ったのでしょう。
経済指標

本日はとても重要な経済指標が発表されました。
利上げ時期の明言を今回のFOMCでは避けていましたが、2022年末の失業率目標が3.8%でした。
この数値が1つの目安にと考えられます。


上記は過去のリセッション(景気後退期)と株価、失業率の推移です。
リセッションが起きると失業率は大きく上昇します。そして株価は暴落します。
リセッション→失業率上昇→株価暴落はセットです。そして失業率が下がるとともに株価は上昇に転じます。このことから、失業率と株価は逆相関することが分かり、失業率の重要性もわかるかと思います。
米国労働省が毎月第1金曜日に公表し、雇用統計の中で最も注目される項目のひとつで、自営業や農業従事者を含まない。前月との増減で判断され、失業率と並び米国の雇用情勢を表す重要な指標とされる。
米連邦準備理事会(FRB)も経済政策の判断材料の一つとして重要視し、市場関係者からも注目される為、予想と結果に乖離がある場合マーケットの変動が大きくなることもある。
FRBが最重要視している指標の一つ。
「物価の安定(2%のインフレ)」と「低い失業率(3%台)の維持」が最大の目的となる。
失業率(完全失業率)とは、労働力人口(就業者と完全失業者の合算)に占める失業者の割合のこと。
失業率(完全失業率)=(完全失業者÷労働力人口)×100
・完全失業者
現在仕事がなく、仕事を探してる者で仕事があればすぐに就ける者。仕事はアルバイト等も含む。
・労働力人口と非労働力人口
15歳以上の人口は労働力人口と非労働力人口に分類される。
労働力人口 :15歳以上の労働者
非労働力人口:15歳以上の被労働者 学生、専業主婦、高齢者等

それでは皆さん、レバナス握りしめて爆っていきましょう!