本日の米国市場は、ハイテク株中心に大きく下落した。昨日はFOMCの発表が大方市場予想と一致したため安心感から大幅に上昇したが、利上げを警戒された形となった。
S&Pは一時、4,750ポイントを超える時間帯もあった。
前日結果
レバナス基準価格とトータルリターン

基準価格も一気に40,000を割り込んだ。
NASDAQ100とその他の指数の比較

寄り付きから引けまで、一日押される状態。
最近弱かった、ダウ平均の方が強く見えます。
NASDAQ100とS&P500のセクター別ランキング

チャート分析
NASDAQ100 S&P500 比較チャート

本日はとにかくNASDAQ100が弱い状態でした。昨日大きく上昇した分以上に下落し、50日移動平均線でぎりぎり止まりました。今年、NASDAQ100は50日移動平均線はあまり大きなサポートやレジスタンスにはなっていませんでしたが、今回は支えられている感じがします。
既に先物では、12月頭の実態の底と同じ15,690程に下髭がタッチしています。
このサポートを割り込むと、次は100日移動平均線でとまるかどうか。おそらく割り込んで、平行チャンネルの下限値が大きなサポートラインです。ここは私の買い増しポイントでもあります。
ここまで下がったのならRSIで下落にふさわしい40切りまでは下がって、買い場を提供して欲しいところです。
S&P500は50日移動平均線が重要なサポートラインとなり、今回も意識されていると思います。
上髭が長くなっていますが、寄り付き後は一時、4,750程まで上昇しています。

同時期のチャートです。
アノマリー通り、2019年と2020年の12月は強い相場を感じられました。
関連チャート

VXNは上昇しましたが、30を超える程ではありません。
金利が下がっています。既に2年国債利回りは上昇し始めていますが、利上げが示唆されれば10年国債利回りも上昇するはずです。相当債券が買われているのでしょう。
経済指標

米労働省が毎週集計し、集計期間の翌木曜日に発表しています。アメリカ国内の雇用情勢を示す経済指標で、失業者が失業保険給付を初めて申請した件数を集計しています。景気の動向に敏感に反応し、景気先行指数として、雇用統計の約2ヵ月先行すると言われています。
その他
明日はトリプルウィッチングで、そのまま相場が荒れる可能性もあります。
英語表記「Triple witching」の日本語読みで、米国市場において株式先物取引、株価指数オプション取引、個別株オプション取引の3つの取引期限満了日が重なる日のこと。3月、6月、9月、12月の第三金曜日がそれにあたる。特別清算指数(SQ)算出に伴い取引量が増加することから株式相場に波乱が起こりやすい日と言われており、「ウィッチ(魔女)」の名が付いている。
SQとは
Special Quotationの略でSQ(エスキュー)と呼び、特別清算指数のことである。株価指数の先物取引やオプション取引の最終決済を行うために算出される指数(価格)です。
先物取引やオプション取引は取引期間が決まっており、その期間内に決済されてない分が、決算最終日にSQの値で強制決済されることになる。

それでは皆さん、レバナス握り締めて爆っていきましょう!