14日のNY株式相場は、指数ごとに命運が分かれた。我らのNASDAQ100は上昇ししたが、最近調子の良かった金融が下落した影響でダウ平均は下落した。NASDAQは、半導体指数が大きく上昇しため引っ張られ、その他にエネルギーセクターが上昇した。
金融はJPモルガン等が決算だったが内容が良くなく、セクター全体が嫌気られた。
経済指標では12月の小売売上高が弱い数字となり、小売りのホームデポ等が大きく下落した。
※当チャンネルでは、NASDAQ100(NASDAQ総合ではない)・ダウ平均・S&P500を米国主要3指数として扱います。
前日結果
レバナス基準価格とトータルリターン

NASDAQ100とその他の指数の比較

NASDAQ100とS&P500のセクター別ランキング

チャート分析
NASDAQ100 S&P500 比較チャート

14日の市場は一時、大きく下げましたが押し戻された状態となりました。NASDAQ、S&P500とともに下髭が長い形から見て取れます。
本日の注目ポイントは大きく2つです。
①出来高
NASDAQ、特にS&P500の出来高が多く、ここ数カ月遡っても1番多いです。過去を確認すると下落の底で出来高が大きくなる傾向があります。 機関投資家が買いを入れているタイミングということでしょうか。 勿論、下落し始めると損切する人が出てくる等の別要因もあるかと思いますが参考になるかと思います。

②サポートライン
昨夜見ていた時は大きくサポートラインを割り込み、今回は機能しない可能性も考えていましたが、昨日時点ではまだ機能していると考えて良いと思います。
チャート上に丸印していますが、NASDAQ100は緑のライン、S&P500は黄色のラインでサポートされています。1日の値動きで、本日15,570ポイント(サポートライン)がレジスタンスとなり3回はじかれましたが、引けにかけて上抜けたのも大きいです。その後、2回サポートされました。

結論、チャート上は今後反撃の可能性も出てきました。
関連チャート

VXNは減少しました。
米10年国債利回りは、大きく反発し1.78%上昇。前日比で0.08%も上昇した。多少の経済指標の悪化では金融引き締め方針に変更なしと予想された為だ。
原油はまったなしに上昇し、1バレル=83ドルを大きく超え83.82ドルで落ち着いた。一時は、84ドルを超える場面もあった。
ドル安傾向はこのまま続くのか。ドル安ということは、資金が海外に流出しているということです。株価にも影響が出てくるでしょう。
経済指標


米小売売上高は、百貨店、スーパー、コンビニ等の小売・サービス業の月間売上金額をまとめた景気関連の経済指標を指す。前年比と前月比が発表されるが、前月比で増加すると個人消費は堅調と判断され、逆に減少すると個人消費は落ち込んでいると判断される。
各国で発表される小売売上高であるが、米国では個人消費がGDP(国内総生産)の約7割を占める消費大国とあって、消費動向・景気動向を知る上で特に重要視される。
自動車を除いたものをコア小売売上高と呼ぶ。


消費者マインドを探る代表的な指数ですが、対象人数が少なく発表タイミングが早いことから「消費者信頼感指数」の先行指標として市場関係者から注目される。
ミシガン大学が毎月発表し、対象者300人の速報と500人の確定値が出される。
1966年を100として指数化したもので、数値が高ければ米国経済は好調とみなされる。

直近の経済指標を見渡すと、コロナウイルスの感染拡大もあり悪化しているものが多いです。この様な状態でインフレも続くとなると2重苦の状態です。
経済が悪ければ金融緩和、インフレが進めば金融引き締めを行うことが基本ですので、両方来られると難しい状況となります。
最近の金融引き締めの話は、経済がしっかり回っていることが前提条件となりますのでFRBの舵取りが非常に重要となります。
それでは皆さん、レバナス握り締めて爆っていきましょう!