※SPXL.SOXL.TECL.WEBL等私が興味ある3倍ETFついてのブログです。 コア・サテライト戦略のサテライト部分としてポートフォリオの20%を目安に運用しています。コア資産として「レバナス」を運用していますが、投資信託であるのがデメリットの1つです。
1月17日週は、3倍ETFを運用している方からすると震えるほどの大暴落だったかと思います。
1週間の出来事に関しては、下記から確認していただければと思います。
レバレッジETFの比較

レバナス(QLD)との比較です。レバナスもかなり下がった印象ですが、3倍ETFを見ていると可愛く見えます。通常ある程度の期間で見るとハイテクのTECLやSOXLにSPXLは劣後するのですが、現在の1年チャートだと1番リターンが良いです。
掲載していませんが、半年チャートだとSOXL以外はマイナスリターンです。
チャート分析

〇SOXL
SOXLはこの中ではまだ強かったので、火曜日に55ドルで指値を入れて置いたらギリギリ掛かりました。その後は一方的に下落しましたので、結果はお察しです。
RSI31.9は、コロナショックに匹敵する水準です。一年リターンではWBBLに次いで悪く、割安価格に下落していると考えていますので今後も3倍ETFの中では積極的に買い増していきます。上髭が長く陰線ですので、2020年水準の32ドルまで下落するかもしれません。
〇TECL
TECLは一番チャートを見ているレバナスと近い動きをします。RSI29.3まで下落中で、去年の3月の下落時と同水準です。価格帯は昨年の7月と同水準です。
〇WEBL
特にコメントはありません。21日にネットフリックスが決算をミスり20%の下落となりました。WEBLは4.7%程組み込んでいますので最終日の下げ方がえげつないですね。
〇私の行動
私は今回の下落を受け、行動を取りました。
基本的にグロース株しか持ってないため、私の信頼していたNASDAQ100のサポートラインを先週割り込んだことを決め手に大きく下落すること見込み動きました。
・ベア型ETFの購入
あまりおススメされている人がいませんが信用取引の代用として「ベア型のETF」を購入しました。通常はブル型と言って株価に連動して基準価格が決まりますが、株価が下落した時に上昇する面白いものです。「TECS(TECLのベア型)」と「WEBS(WEBLのベア型)」を購入しましたが、3倍のベア型であることもあり1週間たたずに15%以上の上昇をしています。
これらは短期から中期での保有を考えていて、今後通常のブル型のMACDのゴールデンクロスを確認して売却致します。
あくまでも利益を出すためではなく、精神的安定とコア資産の買い増し用の資金調達になります。

TECSは33.5ドル、WEBSは22.5ドルで買い付けしています。
ブル・ベアとは、相場の強気・弱気を示す言葉です。
ブル(BULL:雄牛)は、雄牛が角を下から上に突き上げて攻撃する姿から強気・上昇の象徴
ベア(Bear:熊)は、熊が前足を上から下に振り下ろして攻撃する姿から弱気・下落の象徴
通常の投資信託やETFでは、先物やオプションを利用してベンチマークとなる指数の値動きに対して、ブル型は相場と同じ方向に、ベア型は相場と逆の方向に概ね連動したパフォーマンスになるよう設計されたファンドが存在します。ほとんどはブル型のファンドです。
先物取引や信用取引では、売りから取引を始めることができ、「高い値段で売って、安い値段のときに買い戻す」といった取引を行うことで、下落相場でも利益を出すことができるのです。

来週の展望
おそらく3月まで下落基調ですが、既に過去の下落と比較しても買い場に到達しているため来週のFOMC次第では、押し目買い勢により多少戻す可能性もあります。何にせよ日本時間の1月27日、朝4時のFOMC発表次第です。
FOMCの動向
現在最も株価にとって重要なのはFOMCの動向です。次いで金利で、その次に重要な経済指標でしょう。
右の表は、2022年1月現在の金融政策予測です。3回ないし4回の利上げとQTが予測されています。1回の上昇率は、0.25%を想定しています。
最初の利上げ前とQT前は、株価が暴落することが過去のデータから分かります。現在は、3月に行われると予想されている利上げに向けてNASDAQ100は「調整局面」を迎えています。
1月末にもFOMCがありますが、株価が予想以上に下落していることも鑑みパウエル議長の手腕が問われます。右のシナリオの様な市場が織り込み済みの内容や最近の経済指標の悪化から金融引き締めを緩める発言すれば短期的には株価は上昇する可能性があるものの3月までの中期で考えると下落基調です。
また逆にネガティブサプライズで、一回の利上げで0.5%を上昇させる等と発言したり抽象度の高い発言を並べ見通し不透明の状況になった場合は、一層の下落に拍車をかける可能性もあります。
11月は米国の中間選挙があり、直前のFOMCでは何も出来ないと言われている。
※調整局面=高値から10%以上の下落


ETF情報

赤はブル、青はベアと色付けしました。
先週と比較して、SOXLとTECLは順位が減少しています。今週の方が押し目買いのタイミングとしては正解となるかと思います。
そしてベア型で6位に「TECL」で8位に「SOXS」がランクインしました。
SOXSは、SOXLのベア型の商品となります。暴落の準備を皆さんしているのですね。
金融の用語で、ショート(S)は売り、ロング(L)は買いとなります。
Direxion社の3倍ETFの名称は、最後の文字でブル型かベア型かが判断付きます。
例


NASDAQ100の3倍ETFで有名なTQQQ等は、運用会社が異なるので当てはまらないよ。

それでは皆さん、レバレッジETFを活用して爆っていきましょう!