【レバナス】1月27日投資状況 ~容赦なし!タカ派のパウエル 株価急降下~

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26日のNY株式相場は前日の決算が好感されたMicrosoftの上昇を背景に大幅に上昇したものの、注目された米連邦公開市場委員会(FOMC)で予想以上のタカ派発言により売り優勢となった。結果的には、ダウ平均とS&P500が小幅に下落しNASDAQ100はかろうじてプラス圏に止まった。FOMCの声明前までのNASDAQ100は、一時3%超の上昇していたので非常に残念であった。昨年末からタカ派姿勢に転換してきたパウエル議長だが、今回は完全に株価への配慮をしないことを前面に出した。

FOMC

FOMCは米国の中央銀行であるFRB(米連邦準備制度理事会)が行う、米国の金融政策を決定する会合のこと。Federal Open Market Committee(連邦公開市場委員会)の略で、年8回開催され景況判断と政策金利(FF金利)の上げ下げ等の方針が発表される。
景況判断・政策金利の上げ下げは株価に与える影響が大きく、発表される内容と市場予想と乖離がある場合は特に悪影響を及ぼす可能性が高くなる。

1月のFOMC

〇市場予測と同じもの
・テーパリングは3月完了の予定
・利上げはテーパリング終了後の直ぐの段階→3月を示唆
・QTは利上げ開始後に実施
〇市場予測と異なるもの(よりタカ派的)
・毎回会合での利上げの可能性を排除しない
・QT開始を今年前半の可能性を示唆

市場予測は下の表の通り。利上げが年3回か年4回かでパターンが分かれていた。3月のFOMCから毎会合の利上げだと最大7回行える。また年後半に予測されていたQTが年前半の可能性を示唆。11月は直後に中間選挙があるために何もないと予想されていた。
あくまでもインフレ率と経済指標次第であることを強調していたが、○○次第という不確定要素を市場は嫌う。

利上げ4回予測
利上げ3回予測
テスラの決算

第四半期及び2021年の決算
〇第四半期
結果
・売上高177億2000万ドル
・1株当たり利益2.54ドル
コンセンサス
・売上高163億5000万ドル
・1株当たり利益2.26ドル
売上と1株当たり利益でコンセンサスを上回る
ただしMicrosoftの時のように株価上昇はなし
結果が既に株価に織り込まれている

QQQ組み入れ上位銘柄と比率

※当チャンネルでは、NASDAQ100(NASDAQ総合ではない)・ダウ平均・S&P500を米国主要3指数として扱います。

 shoumaru
shoumaru

私はコア・サテライト戦略のコア資産としてポートフォリオの半分程を目安に 「レバナス」を運用していますので、NASDAQ100とレバナスを中心とした日記と情報発信をしています。

前日結果

レバナス基準価格とトータルリターン

NASDAQ100とその他の指数の比較

現地時間の14時にFOMCの声明文が発表されボラティリティが高まり、そこから急降下した。

NASDAQ100とS&P500のセクター別ランキング

チャート分析

NASDAQ100 S&P500 比較チャート

左:NASDAQ100 右:S&P500

先物を見ると多少上昇しています。ただ上昇には14,500ポイントと15,000ポイント(200日移動平均線と重なり)が大きなレジスタンスになるだろう。長期線の200日移動平均線が横向きになりかけていて危険状態。1月24日につけた、13,717を割り込むと一気に12,000ポイント台が見えてくる。
RSIは29.1の低い状態が続く。


関連チャート

上左:VXN 上右:米国債利回り 下左:原油 下右:ドル円

米10年国債利回りは急上昇。FOMCで早期のQTに着手する方針が示されたため債券売りが先行したため。QTはFRBが保有する債券が満期を迎えた際に、再投資せずに償還させることで、債券価格の下落が予想される。
EIA原油在庫は先週比で予想より積み増す結果となったが、別の指標で原油の取り崩しが発表されたため明確な方向性は出なかった。

経済指標

予想より良い結果。金利上昇前の最後の駆け込み需要の気がしないでもないが。

新規住宅販売件数

米国内で1カ月に販売された新築住宅の件数を、米商務省が毎月下旬に公表する。景気動向の先行指標とされる米住宅関連指標の1つで、住宅の購入に伴って家具・家電などの耐久消費財が購入されることが多く、個人消費への波及効果が大きいため、景気動向の先行指標として市場関係者から注目されている。統計のタイミングの早さから、中古住宅販売件数より先行性が高い。

 shoumaru
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それでは皆さん、レバナス握り締めて爆っていきましょう!

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