28日のNY株式相場は、主要3指数が揃って大幅に反発した。NASDAQ100の組み入れ比率が10%以上で1位の好決算を発表したアップルが約7%高なりそれに引っ張られた形だ。
NASDAQ100は、一時13,900ポイントまで下落したがほぼ引けまで一方的に上昇した形だ。経済指標の結果はまちまちになったが、株価のチャート的には今後一時的には上昇する可能性も出てきた。来週はGAFAMの決算が続き、2月1日にGoogle・2月2日にメタ(フェイスブック)・2月3日にアマゾンとなり注目される。
※当チャンネルでは、NASDAQ100(NASDAQ総合ではない)・ダウ平均・S&P500を米国主要3指数として扱います。

私はコア・サテライト戦略のコア資産としてポートフォリオの半分程を目安に 「レバナス」を運用していますので、NASDAQ100とレバナスを中心とした日記と情報発信をしています。
前日結果
レバナス基準価格とトータルリターン
月曜日版でご報告いたします。
NASDAQ100とその他の指数の比較

NASDAQ100とS&P500のセクター別ランキング

チャート分析
NASDAQ100 S&P500 比較チャート

〇NASDAQ100
RSIは36まで上昇。やはり一日で3%以上の上昇は大きい。正し、今後上昇局面に繋がるかは判断は難しい。
・ファンダメンタルズ
歴史的に見ても利上げ直前までは下落する可能性が高い。また、来週のアマゾン・メタ・Googleの決算によってもどちらに動くかが読めない。今週の3社の方が良いと思われるのでそこまでは期待出来ない。
・チャート
これまでの下落で、多くのサポートラインを下抜けてきた。これから上昇するには逆にレジスタンスと立ちはだかる可能性が高い。重要なレジスタンスは大きく2つ。14,500~14,600ポイントと15,000ポイント~15,200ポイント(200日移動平均線を含む)に押し返される可能性は十分に考慮したい。ローソク足の形は強いので上昇圧力がここ最近の中ではあるのが確か。
関連チャート

VXNは高水準であるものの下落中。
米10年国債利回りは、1.8%を切って1.77%まで下落。雇用コスト指数や消費者信頼感指数が予想より低いことで国債に買いが入った。
原油先物価格は高い水準を維持した。
ドル円はドル高方向に振れた。FOMCの影響が大きいと考えられる。1月頭の水準を超えられるかが1つの焦点だが、既に今回のFOMCの内容を織り込んだ水準のため難しいと考えられている。
経済指標


通常、雇用コストは賃上げによって上昇するため企業業績が良いために行われる。ただ今回は20年ぶりの高水準で、企業業績の足かせになるレベルとなっている。
RCEデフレーターもほぼ市場よそく通りでしたが、インフレが下げる兆候は見られませんでした。
ミシガン大学の信頼感指数もかなり低調な結果となりました。
雇用コスト指数(ECI)は企業が実際に負担する雇用コストを示した指数のことで、賃金・給与と福利厚生費等の雇用にかかわる費用が含まれる。この内の7割を賃金・給与が占めるので賃金動向を示す指標して用いられ、賃上げ等の企業業績を表すとともにインフレ率にも影響する。
個人消費の物価動向を示す指標。個人消費支出のデフレーターで、名目PCEを実質PCEで割ったものとなり、消費段階での物価上昇圧力を測る尺度として用いられる。
一般的に重要視する消費者物価指数(CPI)よりも調査対象が広いことで、より実際の物価動向を反映していると言われる。GDP構成比率の約7割が個人消費が占める米国では重要な指標。
価格変動の激しい食品とエネルギーを除いたものを「PCEコアデフレーター」と呼ぶ。
消費者マインドを探る代表的な指数ですが、対象人数が少なく発表タイミングが早いことから「消費者信頼感指数」の先行指標として市場関係者から注目される。
ミシガン大学が毎月発表し、対象者300人の速報と500人の確定値が出される。
1966年を100として指数化したもので、数値が高ければ米国経済は好調とみなされる。

それでは皆さん、レバナス握り締めて爆っていきましょう!