10日のNY株式相場はCPIショックともいえる発表に、3指数とも揃って下落した。マーケットオープン前に発表された消費者物価指数(CPI)が1982年ぶりの高水準となり、利上げペースの加速懸念が強まったからだ。流れとしては、CPI発表直後に先物価格は大きく下落し、市場が開いたあとは徐々に上昇ペースとなったものの現地時間の午後に金利が急上昇し2%台となったことで急落した。幸い、レバナスの基準価格の下落通知メールがくる程ではなかった。(レバナスの基準価格で5%以上の下落でメールがくる)
利上げについては「3月のFOMCで一気に0.5%の利上げ」や「残りの全7回のFOMCで利上げする」等を急速に織り込んだ格好となった。

CPI発表直後のNASDAQ100の暴落具合は、半端なかった。先物価格は、CPI発表まではある程度堅調に推移していただけ残念な結果となった。
またウクライナ情勢も緊迫化している。アメリカでも退避をバイデン大統領が発信をしていたが、日本でも外務省がウクライナ全土の危険情報を最高度のレベル4(避難勧告)に引き上げている。
※当ブログでは、NASDAQ100(NASDAQ総合ではない)・ダウ平均・S&P500を米国主要3指数として扱います。

私はコア・サテライト戦略のコア資産としてポートフォリオの半分程を目安に 「レバナス」を運用していますので、NASDAQ100とレバナスを中心とした日記と情報発信をしています。
前日結果
レバナス基準価格とトータルリターン
本日は祝日のため、基準価格の発表はありません。
NASDAQ100とその他の指数の比較

CPIの発表直後に株価が一気に下落しました。
午前中に上昇しましたが、現地時間の13時頃に金利が急上昇し2%台に突入!
株価下落の流れとなりました。
※GoogleFinanceは前日終値からの変動を表し、ブログ内で表現している他の上昇率や下落率と異なる場合があります。
NASDAQ100とS&P500のセクター別ランキング

真っ青過ぎて笑うしかない!
金融は金利上昇局面では、上昇することが多いが下落した。これは、長短金利差がなくなったことで利ザヤが稼ぎにくくなることが原因である。
チャート分析
NASDAQ100 S&P500 比較チャート

〇NASDAQ100
CPIショックでここ数日では最も大きな下落となった。タイミングも悪く、このまま下落すると戻り高値を切り下げたことになる。15,000ポイント~15,200ポイントは200日移動平均線が間にあることもあって強力なレジスタンスとして立ちはだかる。RSIもまたしても50を上に抜けることが出来なかった。
先物価格が急落していないことが唯一の救いである。
〇S&P500
下落したのはNASDAQ100と同じだか、S&P500の方がやや強そうな形である。100日移動平均線は厄介なレジスタンスだが、20日移動平均線がサポートラインに見えるからだ。
関連チャート

VXNは再び30台へ上昇。
金利も大きく上昇して節目の2%超の水準へ。2019年8月ぶりの水準とのこと。
最近下落傾向であった原油先物価格もウクライナの地政学リスクが高まり上昇中。
ドル円も一気にドル高に振れ、一時1$=116円台に突入。年初の水準に到達。ここから上昇するのか下落するのか注視する必要がある。
経済指標

CPIの結果7.5%は1982年ぶりの高水準で、全て予想を上回る強い結果となった。
残念なのは、前月比でも予想を上回り、インフレの鈍化が全く見えないことだ。

消費者物価指数とは、消費者が購入するモノやサービスなどの物価の動きを把握するための統計指標である。消費者物価指数の変化は物価変動とみなすことができ、国民の生活水準を示すため経済政策を決める上で非常に重要な指数として認識されている。調査には小売価格を用いるが、品質が一定の商品やサービスを調査している消費者物価指数の価格動向とは大きく乖離することも知られている。CPI(Consumer Price Index)と略され、価格変動の大きい食料品とエネルギーを除いたコアCPIも重要視される。
日本ではCPIから食料品を除いたものをコアCPIと呼び、食料品及びエネルギーを除いたものをコアコアCPIと呼ぶ。
※コアコアCPIの表現を使用するのは基本的に日本だけで、日本のコアコアCPIは世界のコアCPIである。
レバナス情報

レバナスと楽天レバナスで休業日が異なるようです。
共通で2/21が休みです。

それでは皆さん、レバナス握り締めて爆っていきましょう!