2/14からの週は、生産者物価指数(PPI)の発表や1月FOMC議事要旨の公表等もあったがウクライナ情勢に振り回された一週間となった。
過去1週間の詳しい出来事に関しては、下記から確認していただければと思います。

初めましての人、こんにちは!このブログは、SPXL.SOXL.TECL.WEBL等の私が興味ある3倍ETFついてまとめています。私(shoumaru)は コア・サテライト戦略のサテライト部分としてポートフォリオの20%を目安に3倍ETFを運用しています。コア資産として「レバナス」を運用していますが、投資信託であるのがデメリットの1つです。個別株と同じように自分の狙った値に指値を入れられることがETFの魅力です。皆さん、レバレッジETFを活用して爆っていきましょう!
現在の状況認識



〇今回も類似する可能性があるもの
前回は2015年12月から利上げを開始し、2016年2月に底を付けています。この傾向は過去の利上げ時も類似し、利上げ開始後、数カ月して底打ち反転することが多いです。
〇今回は類似しないもの
①左チャートは前回QT時のものです。QTは過去1度しか実施されていまませんが、今回と異なり利上げ開始から期間を空けています。
②過去の利上げは好景気のため行われ、完全にインフレ対策で行われることは少ないです(遡る期間による)。前回の利上げ時も景気悪化により、利上げのペースを落とす、予防的に利下げする等の対策が行われましたが今回は出来ません。

現在の金融引き締めの市場予想の一例です。1月FOMC後から強い引き締めを市場では織り込み始めています。利上げに関しては現在、5回から7回を市場は織り込んでいます。7回利上げでない場合は、中間選挙前の11月が外れる第一候補となります。また初回の利上げになる3月に、通常の0.25%ではなく0.5%のダブル利上げとなるかも注目ポイントで、7月までに0.75%から1%前後のFF金利を目指す予定です。
※QT(償還)→自然縮小のことで、保有する債券が満期を迎えた際に再投資せずに償還すること
QT(売却)→より積極的にQTを行うため、保有する債券を売却すること。
現在、多くの投資家は過去の事象より、2022年の前半から秋口(QT開始ぐらい)までは軟調に推移するもののその後は上昇トレンドに戻ると考えています。ただし、一部の投資家は米国株の上昇トレンドは既に終了し下落トレンド入りし長期に低迷する可能性も考えています。
私としては、前者の方が可能性が高いとは考えていますが、最悪の事態も考える必要があります。
その為、来年以降のために押し目買いを進めるとともにインバースETFについても積極的に取り扱いも行います。
ブル・ベアとは、相場の強気・弱気を示す言葉です。
ブル(BULL:雄牛)は、雄牛が角を下から上に突き上げて攻撃する姿から強気・上昇の象徴
ベア(Bear:熊)は、熊が前足を上から下に振り下ろして攻撃する姿から弱気・下落の象徴
通常の投資信託やETFでは、先物やオプションを利用してベンチマークとなる指数の値動きに対して、ブル型は相場と同じ方向に、ベア型は相場と逆の方向に概ね連動したパフォーマンスになるよう設計されたファンドが存在します。ほとんどはブル型のファンドです。
先物取引や信用取引では、売りから取引を始めることができ、「高い値段で売って、安い値段のときに買い戻す」といった取引を行うことで、下落相場でも利益を出すことができるのです。

レバレッジETFの比較
QLD(レバナス相当)と3倍ETFのリターンの比較を致します。

〇一週間
ウクライナ情勢に振り回された一週間となり、軒並み下落となりました。SOXLの下落幅が、他のETFと比較するとややマイルドになっています。
〇年初来
既に2月も残りわずかというところですが、比較している全てのETFで大きなマイナスリターンです。
ハイテクの代表格であるQLDは、3倍のSPXLよりも下落しています。
〇一年間
もう少し下落すると、レバナスに相当するQLDも1年とある程度の期間で見てもマイナスとなります。
少し脱線しますが、投資信託のレバナスはこれまで運用開始からどの期間を区切っても1年間保有すればプラスリターンとなっていましたが、今後崩れる可能性があります。
チャート分析


上記のチャートの通り、ほとんど同じような値動きをしている3倍ETF。赤の200日移動平均線に頭を抑えられている状況です。ただ、細かいことを確認すると若干異なります。WEBLは置いておきますが。
この中ではSOXLが少しまだましの状況です。
RSIは唯一40割れをしていません。
MACDはもデットクロスしていません。
どのETFも実体では、1月27日で底を付けています。TECLはその水準を割り込んでいます。
来週の展望
2/21週の注目ポイントは2つあります。
①ウクライナ情勢
現在の株価はウクライナ情勢の影響を最も受けています。最近は金利が2%を超えても動揺しないですし、2/21週は大きな経済指標も出ませんのでここを外せません。
戦争が始まるのか、ロシア軍が撤退するのか。そして、それぞれどのタイミングで戦争が始まるのか、どのタイミングでロシア軍が撤退するのかが株価に大きな影響を及ぼします。
②1月末の底を割り込むかどうか
テクニカル的には、1月末に付けた現在の下落の底を割り込む形になるかどうかです。割り込む可能性が非常に高いですので、そのタイミングがウクライナ情勢に委ねられています。

2/21週以降の株価予測。
1.①のシナリオは、ウクライナ情勢が悪化(戦争開始)により一気に株価が下落するパターン。
2.②のシナリオは、ウクライナ情勢が緊迫化が続き現在のレンジでの下降トレンドを進むパターン。
3.③のシナリオは、ロシアと欧米との交渉がうまくいきロシア軍の撤退したパターン。
すぐさまロシア軍の撤退は考えにくいので、チャート的にもファンダメンタル的にもほぼ1月末の底を割り込み下落に拍車がかかることが予想されます。
大きく下落する前にインバースETFを仕込み、大きく下落した場合は通常のETFを買い増しする絶好のチャンスだと考えています。
下記はNASDAQ100の2021年以降のSQ日に印を付けています。
2/18はマイナーSQでした。
2021年12月と2022年1月のSQの後にその直近での底に到達しています。参考にして下さい。


21日は休場となります。
大きな経済指標はありません。
ETF情報

※赤がブル型、青がベア型に色付け(それぞれ3倍のもの)
2/14週も押し目買いとインバースETFのせめぎ合いが続いています。2/14週にあまりSOXLが下落しなかったのは案外日本人のおかげなのかもしれません。←そんな訳ないですが。インバースETFであるTECSとSOXSが上昇しているということは、多くの個人投資家が今後更に下落することを考えています。

横線は私の取得単価です。先週から変わらず。来週はほぼ確実に動く予定です。
私はSPXSを購入していませんが、現在の下落はハイテクほど幅が大きいですから上の3つの方がインバースとしては適していると思います。ただWEBSに関しては流動性の観点から若干問題があるかと思います。これからの下落幅と私の取得単価も考え、①SOXS②TECSにしようかなと考えています。
皆さん、ドル転に関してはあまりタイミングを気にしてなさそうでした。回答いただいたかたご協力をありがとうございました。
もしウクライナ進行となれば大きく円高に振れると思うので少し待ちたいですが、現在余力が全くないため、こちらも早めに動きます。

金融の用語で、ショート(S)は売り、ロング(L)は買いとなります。
Direxion社の3倍ETFの名称は、最後の文字でブル型かベア型かが判断付きます。
例


NASDAQ100の3倍ETFで有名なTQQQ等は、運用会社が異なるので当てはまらないよ。

それでは皆さん、レバレッジETFを活用して爆っていきましょう!