22日のNY株式相場は、ウクライナ情勢悪化に拍車がかかり下落となった。ロシアはウクライナ東部の「ドネツク人民共和国」と「ルガンスク人民共和国」の独立を認め、平和維持の名目でロシア軍の派遣を国防省に指示した。これをウクライナ侵攻とみなした欧米各国は、ロシアに制裁を科す発表をしている。ドイツは「ノルドムストリーム2(ロシアから天然ガスを送るパイプライン)」の稼働承認の拒否を表明し、米国はロシア政府高官の資金凍結を行うとした。ナスダック100は1%超の下落で、S&P500は約1%下落したことで最高値より10%超の下落となり調整局面となった。PMIや信頼感指数などの経済指標はまちまちの結果となった。
世界に目を向けると、イングランドは金利引き締めを進め、ニュージーランドは既に利上げが開始しています。そして日銀もマイナス金利の解除と利上げを進める考えだ。その中でこのウクライナ情勢の悪化を受けECB(欧州中央銀行)が利上げ時期の先送りをすると市場は予想している。
※当ブログでは、NASDAQ100(NASDAQ総合ではない)・ダウ平均・S&P500を米国主要3指数として扱います。

私はコア・サテライト戦略のコア資産としてポートフォリオの半分程を目安に 「レバナス」を運用していますので、NASDAQ100とレバナスを中心とした日記と情報発信をしています。
前日結果
レバナス基準価格とトータルリターン
本日は祝日のため、基準価格の公表はありません。
NASDAQ100とその他の指数の比較

ロシアへの制裁が思ったより弱く、一時値を戻したが最後に売り込まれたことが気になります。
※GoogleFinanceは前日終値からの変動を表し、ブログ内で表現している他の上昇率や下落率と異なる場合があります。
NASDAQ100とS&P500のセクター別ランキング

久々に全セクター真っ青です。
チャート分析
NASDAQ100 S&P500 比較チャート

S&P500が調整局面入りしたことで、再度、トレンドが下向きであることが分かる。
先物は上昇しているが、昨日と同じ14,000ポイントで頭を抑えられている形。本日もここを突破出来なかあった場合は、一旦調整に入ると考えられる。また長期線である200日移動平均線を中期線のである50日移動平均線がデットクロスをする直前です。上から長期線、中期線、短期線と逆のパーフェクトオーダーとなりチャートを見ているトレーダーの心理を悪化させる要因となる。

14,000ポイントを上抜けることが出来れば、20日線と14,500ポイントが控える線まで上昇する可能性がある。2月からの下降レンジを引き継ぐ形だ。
本日も頭を抑えられるとなると一段の下落に拍車がかかる可能性がある。
※調整局面:高値から10%超の下落でそう呼ばれる。既にNASDAQ100は調整局面入りをしている。
20%超の下落で弱気相場入りと呼ばれる。
関連チャート

原油先物価格は大きく動く展開となった。ウクライナ侵攻に対する各国の制裁に対して対抗するため、産油国であるロシアが供給を絞るとの警戒感から、一時急騰し95ドル付近まで上昇した。
債券利回りは、欧州の債券売りが波及し上昇に転じている。
ドル円は大方の予想に反し、順調にドル高方向に動いている。
経済指標

信頼感指数は、五カ月ぶりの低水準となりました。物価高(ガソリン価格やローン)やウクライナ情勢悪化が影響しているとみられる。

住宅価格が高水準となっている。住宅バブルと言われている2005年前後と同等レベルまで上昇している。
PMI(Purchasing Manager’s Index:購買担当者景気指数)は、企業の購買担当者らの景況感を集計した景気指標のひとつです。国別や、製造業、サービス業ごとの集計も行われており、一般的に雇用統計などの統計よりも景気先行性があるとされ、株式等の運用担当者の注目度が高い指標の1つ。景気判断として一般に、PMIの数値が50を上回ると改善、50を下回ると悪化と判断されます。
米国民間研究所(コンファレンス・ボード)が毎月発表し、消費者心理をアンケートで調査し指数化した景気関連指標です。
5,000人もの消費者にたして現状や半年後の景況感についてアンケート(楽観・悲観を回答)を実施し、1985年を100としています。個人消費やGDPとの相関性が高く、対象数が多いため現状の景況感を測る上で信頼性が高い指標とされています。
※アメリカでは個人消費がGDPの約7割を占める。

ホームデポは好決算でしたが大きく株価を下げています。
レバナス情報


それでは皆さん、レバナス握り締めて爆っていきましょう!