23日のNY株式相場は3指数揃って大幅な続落となった。ウクライナ情勢が緊迫化し完全にリスク・オフモードとなった。バイデン大統領がロシアに対し追加の経済制裁を発表したこと、ウクライナ議会が非常事態宣言の発令を承認したこと、48時間以内に本格的な侵攻が開始されると米国がウクライナに警告したことなど多数の要素からリスク回避に動くのも頷ける。NASDAQ100は、終値ベースで最高値から約18.5%安と弱気相場入りが視野に入った。大幅な続落で多少の買い戻しが入ったものの暫くは株式相場は不安定で、様子見も重要な選択肢の一つだろう。

左は、RTSというロシアのインデックスのチャートです。一昨日の下落が可愛く見える程の下落となり、1日で約40%安となっています。

左は金のチャートです。「有事の金」でしょうか!
※当ブログでは、NASDAQ100(NASDAQ総合ではない)・ダウ平均・S&P500を米国主要3指数として扱います。

私はコア・サテライト戦略のコア資産としてポートフォリオの半分程を目安に 「レバナス」を運用していますので、NASDAQ100とレバナスを中心とした日記と情報発信をしています。
前日結果
レバナス基準価格とトータルリターン

遂に私のレバナスも含み損となりました。今後、含み益が安定してプラスになるには時間がかかるでしょう。
NASDAQ100とその他の指数の比較

※GoogleFinanceは前日終値からの変動を表し、ブログ内で表現している他の上昇率や下落率と異なる場合があります。
NASDAQ100とS&P500のセクター別ランキング

こんな時でも上昇出来るエネルギーセクターは素晴らしいです。
勿論、エネルギーセクターは元々大きく下落していて、全く高値の水準には届いていません。
チャート分析
NASDAQ100 S&P500 比較チャート

NASDAQ100は大幅下落となった。ファンダメンタル的な要素もあり下落したが、テクニカル的にも明らかな下落トレンド入りとなった。
①黄色の50日移動平均線(中期)が赤の200日移動平均線(長期)をほぼデットクロスが確実。
②厚い13,900ポイントの壁に3回目の挑戦をしたが押し戻され、1月末に付けた重要なレジスタンスである13,700ポイントを割り込んだ。
③日足RSIは32.7で翌日の先物は30を割り込んでいる。MACDは数日前にデットクロスし、ヒストグラムを確認しても下落トレンドが強まっている。
➃ボリンジャーバンドがエクスパンションをし始め、トレンドが出ている。
今後最悪の場合、1月末の時のようにバンドウォークに発展し大きく下落する可能性がある。大きなサポートとなりえる場所が少なく、急落の可能性もある。12,200ポイントも覚悟が必要。
ある意味で買い増しのチャンスですが、今後も下落するこれだけの下落要素が日足で発生(週足でも下落トレンド)してるので、私はインバースETFの購入を行いました。下記を参考にしてみて下さい。
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エクスパンションとは「拡大・拡張」という意味があります。
価格が1方向に力強く動くことで、ボリンジャーバンドの両バンドが外側へ広がっていく状態のことで、このエクスパンション時は相場がトレンド状態と言えます。
エクスパンション等はボリンジャーバンドの2σを判定基準とするのが一般的です。

上:2021年9月からのS&P500上昇相場
右:2021年12月からのCURE(ETF)の上昇相場

関連チャート

今週動きの少なかったVXNがやっと動きました。40突破の可能性もあります。
ウクライナ情勢の緊迫化に伴い、エネルギー価格上昇の観測を強め一気に上昇中。
経済指標
本日、米国の大きな経済指標はありませんでした。
下記は、欧州(EU)の発表のものです。かなり高い数値ですが、比較しても米国は突出していることが分かります。


レバナス情報

昨日が祝日であったこともあり、また悲しいお知らせが来ました。


それでは皆さん、レバナス握り締めて爆っていきましょう!