2日のNY株式相場は4日続伸と絶好調です。何と言っても良い決算を出したアルファベット(Google)が7%超の上昇、好決算と強いガイダンスが好感されたアドバンスト・マイクロ・デバイスズ(AMD)も5%超の上昇となりNASDAQ100をけん引した。ただペイパルが20%超の下落となったため、指数としての上昇は抑えられた。半導体株は、引け後に決算発表を控えるクアルコムも6%超が上昇となり3倍ETFのSOXLも大きく上昇した。
経済指標としては、ADP民間部門雇用者数が減少したことで雇用統計の悪化が懸念材料とはなった。
2/1に発表した2021年第4・四半期決算
・結果(3四半期連続過去最高)
売上高 753億ドル(32%増)
一株当たり利益 30.69ドル
・コンセンサス
売上高 716億5200万ドル
一株当たり利益 27.56ドル
広告主がマーケティング予算を増やしたことが
増加の要因。Googleのスマホ(ピクセル)の売り上げも過去最高。
株式を20分の1に分割する案も発表し好感された。
決算発表後の2/2のマーケットは大暴騰!

※当チャンネルでは、NASDAQ100(NASDAQ総合ではない)・ダウ平均・S&P500を米国主要3指数として扱います。

私はコア・サテライト戦略のコア資産としてポートフォリオの半分程を目安に 「レバナス」を運用していますので、NASDAQ100とレバナスを中心とした日記と情報発信をしています。
前日結果
レバナス基準価格とトータルリターン

NASDAQ100とその他の指数の比較

一時、前日終値を下回る時間がありましたが、その後は強い展開です。ややボラティリティの高さが気になるところです。寄り付きより引けが低く陰線になっています。
※GoogleFinanceは前日終値からの変動を表し、ブログ内で表現している他の上昇率や下落率と異なる場合があります。
NASDAQ100とS&P500のセクター別ランキング

チャート分析
NASDAQ100 S&P500 比較チャート

〇NASDAQ100
現物は上昇したものの先物は下落した2/2のマーケット。形としては15,200ポイントと20日移動平均線に押し戻された格好となった。Googleの上昇を打ち消すペイパルの存在が・・・
〇S&P500
S&P500も色々な線の隙間に入り込み、激しい攻防中か方向性を見失った様子です。4,535ポイントのレジスタンスや100日移動平均線、20日移動平均線が入り混じっています。
黄色の線は、20日移動平均線を表示しています。ボリンジャーバンド(BB)を意識しています。ここを超えるか超えないかは大きな違いです。
関連チャート

VXNは、再び上昇傾向に転じました。
利回りも安定の1.8%です。ただ翌日の急上昇が気になります。
原油先物価格は、若干ですが下降気味です。OPECプラスでは3月も現在の生産水準を日量で40万バレル引き上げる方針を維持しました。一時、1バレル=90ドル近くまで上昇しましたが、利確売りに押されました。
ドル円も急にドル高に反転しました。
経済指標

金曜日非に発表される「非農業部門雇用者数」がとても重要な為、前哨戦のADP雇用統計が弱かったことはマイナス材料。ただ、必ずしも結果が近くなるわけではなく、結局は金曜日の結果を注視する必要がある。
現在のFRBは多少雇用統計が弱くとも金融引き締めのアクセルを踏み続けることが分かっているため。
ADP雇用統計は、米国の民間企業であるADP(Automatic Data Processing社)が公表する雇用統計となります。約50万社の顧客を対象に雇用者数の動向を調査したもので、毎月米雇用統計の非農業部門雇用者数が発表される2日前に公表されため、非農業部門雇用者数の前哨戦として注目されている。

それでは皆さん、レバナス握り締めて爆っていきましょう!