3日のNY株式相場は5日ぶりにNASDAQ100を中心に大きく下落した。GAFAMの一角であるメタ・プラットフォームズ(フェイスブック)の決算や弱い今後のガイダンスが嫌気され、26%超の下落となったためです。GAFAMの構成比率の高いNASDAQ100は4%超の下落となり、前日のアルファベット(Google)の好決算を打ち消した。この決算結果を受け、ハイテク銘柄に前向きになっていた投資家マインドが悪化し、翌日に決算を控えるアマゾン・ドットコムも約8%近くの下落となった。
昨日は欧州でも金利引き締めよりに動きがあり、1.8%弱で推移していた米10年国債利回りが1.83%と大きく上昇したことも、ハイテク中心のNASDAQ100の逆風になった。
2/に発表した2021年第4・四半期決算
・結果
売上高 337億ドル(20%増)
一株当たり利益 3.67ドル
・コンセンサス
売上高 334億ドル
一株当たり利益 3.84ドル
一株当たり利益がコンセンサスを下回り、今後のガイダンスも弱いものとなった。フェイスブックのアクティブユーザーはティックトックの台頭により減少傾向でる。アップルのプライバシー設定の変更対応に費用がかさむとともに、広告効果の測定が困難になったと伝えた。
決算発表後の2/3のマーケットは大暴落!メタ市場最大の下落幅(1日で)となり、時価総額では約28兆円が消し飛んだこととなる。

最新のNASDAQ100の構成銘柄で既にメタはトップ5から外れている。
※アルファベット(Google)は2つに分かれている為、入っていない。

※当ブログでは、NASDAQ100(NASDAQ総合ではない)・ダウ平均・S&P500を米国主要3指数として扱います。

私はコア・サテライト戦略のコア資産としてポートフォリオの半分程を目安に 「レバナス」を運用していますので、NASDAQ100とレバナスを中心とした日記と情報発信をしています。
前日結果
レバナス基準価格とトータルリターン

NASDAQ100とその他の指数の比較

※GoogleFinanceは前日終値からの変動を表し、ブログ内で表現している他の上昇率や下落率と異なる場合があります。
NASDAQ100とS&P500のセクター別ランキング

セクター別ランキングの最下位は「コミュニケーション・サービス」で、メタ(フェイスブック)のセクターになります。ワースト2位の一般消費財は、アマゾンが属しているセクターになります。
チャート分析
NASDAQ100 S&P500 比較チャート

〇NASDAQ100
14,500ポイントが一応意識された形になった。雇用統計の発表前に微妙なラインとなり、結果次第で割り込むと再度下落基調になる可能性がある。その他にアマゾンの動向も気になるところ。
MACDも力がなく、デットクロスした場合の個人投資に与えるマイナスは大きいと考えられる。
関連チャート

VXNは再び、危険水域の30台に戻してきました。
米10年国債利回りは一気に上昇した。欧州の債券売りにつられ米国債券にも波及した。原油先物価格が大きく上昇し、インフレ懸念が広がったことも売りに繋がった。
原油先物価格は1バレル=90ドルの大台に乗せた。急激な上昇は経済やマーケットに悪材料である。
本日はユーロドルを表示しています。ユーロ圏が先行して利上げを進めることで、ドル安が大きく進んだ。
経済指標

本日は多くの経済指標が発表されたが、予想よりは若干良い結果となった。
ただ、様々な情報が出る中で雇用統計等の大きい経済指標以外が相場に与える影響は限定的と考えられる。
米労働省が毎週集計し、集計期間の翌木曜日に発表しています。アメリカ国内の雇用情勢を示す経済指標で、失業者が失業保険給付を初めて申請した件数を集計しています。景気の動向に敏感に反応し、景気先行指数として、雇用統計の約2ヵ月先行すると言われています。
PMI(Purchasing Manager’s Index:購買担当者景気指数)は、企業の購買担当者らの景況感を集計した景気指標のひとつです。国別や、製造業、サービス業ごとの集計も行われており、一般的に雇用統計などの統計よりも景気先行性があるとされ、株式等の運用担当者の注目度が高い指標の1つ。景気判断として一般に、PMIの数値が50を上回ると改善、50を下回ると悪化と判断されます。
耐久財(3年以上耐えられる物、自動車・航空機・パソコン・家電・家具)の企業での受注状況を表した経済指標で、設備投資が進むと上昇し景気向上と判断される。
ISM製造業景況感指数とは、全米供給管理協会(ISM)が公表しているアメリカの非製造業の景況感を示す指数のこと。300を超える製造業企業に対して「新規受注、生産、雇用、入荷状況、在庫」といった項目に関するアンケートを実施して、指数を算出。日本の日銀短観(短期経済観測調査)と同様に、直接企業へのアンケートを実施しているため、企業が実感している景況感を判断する意味でも重要で、しかも精度が高いとして知られている。数値が50を上回ると景気拡大、50を下回ると景気後退と判断される。
ISM製造業景況指数とともに米国の景気先行指標として注目される。
・ ISM製造業景況指数 →毎月第一営業日発表
・ ISM非製造業景況指数→毎月第三営業日発表
レバナス情報

レバナスを購入しました。2/2の基準価格が採用されるため、2/1のマーケット結果が反映されます。
取得単価は8,310円となり、最安値の7,244円から約15%のところ、最高値の10,322円からは約20%低いところとなります。今後更に下落する可能性が高いと考えていますので、資金を分割して今回は投資額は抑えています。

それでは皆さん、レバナス握り締めて爆っていきましょう!