2月最後の28日のNY株式相場は、ウクライナ情勢とロシアに対する経済制裁の影響を警戒しボラティリティが大きくなった。乱高下する相場で、NASDAQ100はギリギリプラスに転じた。週末に発表された、欧米各国がロシアの大手銀行を国際決済網である国際銀行間通信協会(SWIFT)から排除する決定を受け、大きな下落もあるかと考えられたが相場全体に与える影響としては限定的だった。勿論、直接的に関係がある金融セクターは軒並み下落した。この他にも米国内のロシア中央銀行の資産の事実上凍結や米企業のロシア中央銀行や財務省、政府系のファンドとの取引を禁じる等の追加制裁も発表されている。
今週からは相場に影響を与える可能性が高いイベントが多く、そちらの結果にも気を配りたい。
FRBのパウエル議長の発言が3/3にあり、3/4の雇用統計の発表、3/10に消費者物価指数の発表からFOMCと一段とボラティリティが高まる要素ばかりだ。

左はドルルーブルで、ルーブル安となっています。ロシアのデフォルト(企業でいう倒産)リスクも指摘されています。
※当ブログでは、NASDAQ100(NASDAQ総合ではない)・ダウ平均・S&P500を米国主要3指数として扱います。

私はコア・サテライト戦略のコア資産としてポートフォリオの半分程を目安に 「レバナス」を運用していますので、NASDAQ100とレバナスを中心とした日記と情報発信をしています。
前日結果
レバナス基準価格とトータルリターン

NASDAQ100とその他の指数の比較

※GoogleFinanceは前日終値からの変動を表し、ブログ内で表現している他の上昇率や下落率と異なる場合があります。
NASDAQ100とS&P500のセクター別ランキング

チャート分析
NASDAQ100 S&P500 比較チャート

NASDAQ100とS&P500は日足ベースでMACDがゴールデンクロスした。今後はRSIの50越えに期待もしたい。
3/1の先物は20日移動平均線に挑戦する形で、その上に14,600ポイントの壁もあることから上抜けることが出来るかが重要と考えられる。
3/3の24時に予定されているパウエル議長の発言も重要だ。現在はウクライナ情勢を鑑み、FRBがややハト派よりに移行したと考えられる。これを覆しタカ派的な発言をすれば下落し、ハト派的な発言をすればレジスタンスを上抜けする原動力になる可能性もある。

左のチャートはNASDAQ100の月足のものとなります。予測通り、コロナショック後で初めてMACDがデットクロスしました。コロナショック時は、金融緩和を追い風に1ヶ月でゴールデンクロスをしていますが今回はどうなるでしょうか。
月足レベルで確認すると、13,000ポイントと12,200ポイントのサポートラインも視覚的に分かりやすいですね。
関連チャート

原油先物価格は、ロシアへの経済制裁の影響等から欧州のエネルギー不安が高まっている。
債券利回りは世界経済の先行き不安から安全資産の債券が買われた。1.8%台は約一カ月ぶりの水準となった。月末であったため、機関投資家による保有債券の残存年限延長の買いが入ったとも言われている。
ドル円は三角持ち合いの様子となった。
経済指標

レバナス情報


それでは皆さん、レバナス握り締めて爆っていきましょう!