10日のNY株価相場は、前日の暴騰から一転して3指数揃っての下落となった。注目されていた消費者物価指数(CPI)が、コンセンサス通りの結果となったものの依然40年ぶりと言われるほど高い水準となっている。前年同月比も前月比も1月から加速し、インフレ懸念から米10年国債利回りが一時2%台を付けた。
コンセンサス通りの結果で発表直後は上昇に転じましたが、欧州の中央銀行であるECBがテーパリングを早めるネガティブサプライズを出したことも下落要因と見られています。


ロシアのウクライナ侵攻が一刻も早く収束し、平和に戻るよう願っています。
※当ブログでは、NASDAQ100(NASDAQ総合ではない)・ダウ平均・S&P500を米国主要3指数として扱います。

私はコア・サテライト戦略のコア資産としてポートフォリオの半分程を目安に 「レバナス」を運用していますので、NASDAQ100とレバナスを中心とした日記と情報発信をしています。
前日結果
レバナス基準価格とトータルリターン

再びコア資産であるレバナスがマイナスリターンとなってしまった。
NASDAQ100とその他の指数の比較

※GoogleFinanceは前日終値からの変動を表し、ブログ内で表現している他の上昇率や下落率と異なる場合があります。
NASDAQ100とS&P500のセクター別ランキング

チャート分析
NASDAQ100 S&P500 比較チャート

10日のNASDAQ100で重要な点は13,500ポイントを割り込むか13,700ポイントを超えるかといったところでしたが、何とか13,500を死守しました。13,500ポイントを割り込んでいる時間が長く心配でしたが、引けにかけて大きく上昇しました。
上値で重要なポイントは多すぎますが、13,700ポイント、20日移動平均線、平行チャンネルの上限等が近くにありますのでここを抜けるかどうかです。
MACDは11日の先物価格では再度ゴールデンクロスをしています。これだけ短期間でクロスする場合はトレンドが弱くMACDが苦手な相場です。
本日はFOMCを念頭に動きにくく様子見ムードが続き、ウクライナ情勢が大きく動かない限りはボラティリティがやや収まると予想しています。
関連チャート

金利は約一カ月ぶりに2%台へ。強いCPIがインフレ懸念の警戒感から債券の売りが広がった。
原油先物価格も大きく下落した。日本では備蓄放出が行われました。
ドル円は遂に上値を抜けて一時一時117円近くまでドル高となりました。
経済指標



昨年3月のCPIは既に上昇途中で、その数値と比較してこれだけ高いCPIが出たことが経済に与える影響は大きいと思います。
消費者物価指数とは、消費者が購入するモノやサービスなどの物価の動きを把握するための統計指標である。消費者物価指数の変化は物価変動とみなすことができ、国民の生活水準を示すため経済政策を決める上で非常に重要な指数として認識されている。調査には小売価格を用いるが、品質が一定の商品やサービスを調査している消費者物価指数の価格動向とは大きく乖離することも知られている。CPI(Consumer Price Index)と略され、価格変動の大きい食料品とエネルギーを除いたコアCPIも重要視される。
日本ではCPIから食料品を除いたものをコアCPIと呼び、食料品及びエネルギーを除いたものをコアコアCPIと呼ぶ。
※コアコアCPIの表現を使用するのは基本的に日本だけで、日本のコアコアCPIは世界のコアCPIである。
今後の展開及びアノマリー

3/18にはメジャーSQを控えています。過去1年のSQの位置をマーキングしましたが、上昇か下降かボラティリティが大きい中、どちらかの方向性に向かって動くことが多いように感じます。
ここ3回のSQ(12月、1月、2月)傾向は、月頭に上昇しSQに向かって大きく下落しています。


2018年の時と非常に似通っています。このまま第7波動に突入がメインシナリオとして考えています。

3月のアノマリーは強い月だといえる。ただ今年はあまりアノマリーは参考にならないと思います。ウクライナ情勢や金融政策の方が株価に影響を与えると考えているためです。
ただ期待を込めて、FOMCとメジャーSQが終わったころから悪材料の出尽くしとアノマリー最強の4月に向けて上昇すると思っています。
レバナス情報


最新のレバナスの情報が更新されました。
各保有期間における「レバナス」のワーストリターンですが、1ヵ月から6ヵ月の全てで今回の下落が絡む事態となっています。私が確認し始めてから12ヵ月(一年)の期間では、レバナスが運用されてからどの期間を切り取ってもプラスリターンでしたが、近い将来マイナスリターンが出る可能性が極めて高いです。

それでは皆さん、レバナス握り締めて爆っていきましょう!