【レバナス】(レバレッジETF版) 3月13日投資状況~遂に今週はFOMC&メジャーSQ!今後の株価を左右する重要イベントを見逃すな~

投資新着情報

3/7週は引き続きウクライナ情勢に株価は左右され、3/10(木)に発表された米消費者物価指数(CPI)も40年ぶりの高水準となった。
3/14週は米2月消費者物価指数(CPI)の発表を受け、FOMCで0.25%の利上げが行われると考えられている。ここをクリア出来るかどうか、そして週末のメジャーSQをどう迎えるかが重要な視点です。

コンセンサス通りの結果となったものの依然40年ぶりと言われるほど高い水準となっている。前年同月比も前月比も1月から加速し、インフレ懸念から米10年国債利回りが一時2%台を付けた。昨年3月のCPIは既に上昇途中で、その数値と比較してこれだけ高いCPIが出たことが経済に与える影響は大きいと思います。今回の消費者物価指数には、ウクライナ情勢の悪化を受けて上昇している原油等が含まれていない。来月以降も高いCPIが出ることが予想され今後の金融政策に大きな影響を与えることは必至です。


過去一週間の週間の詳しい出来事に関しては、下記から確認していただければと思います。

 shoumaru
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初めましての人、こんにちは!このブログは、SPXL.SOXL.TECL.WEBL等の私が興味ある3倍ETFついてまとめています。私(shoumaru)は コア・サテライト戦略のサテライト部分としてポートフォリオの20%を目安に3倍ETFを運用しています。コア資産として「レバナス」を運用していますが、投資信託であるのがデメリットの1つです。個別株と同じように自分の狙った値に指値を入れられることがETFの魅力です。皆さん、レバレッジETFを活用して爆っていきましょう!

現在の状況認識

2022年は大きく3つの要素から株価が大きく下落しています。
・ウクライナ情勢
・スタグフレーションとリセッション懸念
・金融政策

〇ウクライナ情勢

2022年2月24日に、ロシアがウクライナに軍事侵攻する事態となっています。

上記は2014年にロシアがクリミアに侵攻した際のNASDAQ100指数です。戦争開始とともに株価は底を打ち年末にかけて大きく上昇しました。これは他の有事の際も同様な傾向があることが分かっています。

〇スタグフレーションとリセッション懸念

スタグフレーションとリセッションの懸念

〇スタグフレーションとリセッションの懸念
現在は金融政策とウクライナ情勢が株価変動へ大きな影響を与えている。その中、スタグフレーションとリセッションの懸念も株価の上値を抑えている要因となっている。
ゴールドマンサックスのエコノミストは、2022年の米GDP成長予想を2.0%から1.75%へ下方修正するとともに、景気後退に陥る確率はイールドカーブの傾きに基づくと20~35%の確率であることを示唆しているとしている。

◎順イールドと逆イールド
上記の右図をイールドカーブと呼び、債券の利回り(金利)と償還期間との相関性を示したグラフとなる。縦軸が利回り、横軸が償還までの期間となります。
順イールドは右肩上がりの通常状態です。短期金利より中・長期金利の方が利回りが高いということを示してる。
逆イールドは右肩下がりの状態で、長短金利の逆転現象を指します。一般的に、過度な金融不安や政策変動により短期金利が急騰したことで生じます。
今回のような利上げ時は、短期金利は直ぐに反応し上昇しますが、長期金利は安全資産の国債が買われることで上昇が抑えられます。

上記の左図は、過去の逆イールドと景気後退時期のタイミングを示したものです。
青い「米10年国債利回り」と「米2年国債利回り」の差がマイナス(長短金利逆転)時の数年後に、景気後退していることが分かるかと思います。この為、利上げし短期金利が上昇したならば長期金利も上昇させる必要があります。

2022年2月~3月 米10年国債利回りと米2年国債利回り
2022年 米10年国債利回りから米2年国債利回りを引いたもの

上記の通り、2022年に入り急速に長短金利差が縮小しています。

スタグフレーション:インフレと経済が悪化のダブルパンチ
リセッション:景気後退期。欧米ではGDPが前年比で2四半期連続でマイナス成長となった場合を指す。

Wilshire(ウィルシャー)5000は、VTI(全米)に近いインデックス
2016年付近のNASDAQ100チャート
2019年付近のNASDAQ100チャート

〇今回も類似する可能性があるもの
前回は2015年12月から利上げを開始し、2016年2月に底を付けています。この傾向は過去の利上げ時も類似し、利上げ開始後、数カ月して底打ち反転することが多いです。
〇今回は類似しないもの
①左チャートは前回QT時のものです。QTは過去1度しか実施されていまませんが、今回と異なり利上げ開始から期間を空けています。
②過去の利上げは好景気のため行われ、完全にインフレ対策で行われることは少ないです(遡る期間による)。前回の利上げ時も景気悪化により、利上げのペースを落とす、予防的に利下げする等の対策が行われましたが今回は出来ません。

2018年の下落
2022年の下落

2018年の時と非常に似通っています。このまま第7波動に突入がメインシナリオとして考えています。

〇金融政策

2022年金融政策の予測

現在の金融引き締めの市場予想の一例です。1月FOMC後から強い引き締めを市場では織り込み始めています。利上げに関しては現在、5回から7回を市場は織り込んでいます。7回利上げでない場合は、中間選挙前の11月が外れる第一候補となります。また初回の利上げになる3月に、通常の0.25%ではなく0.5%のダブル利上げとなるかも注目ポイントで、7月までに0.75%から1%前後のFF金利を目指す予定です。
※QT(償還)→自然縮小のことで、保有する債券が満期を迎えた際に再投資せずに償還すること
 QT(売却)→より積極的にQTを行うため、保有する債券を売却すること。

現在、多くの投資家は過去の事象より、2022年の前半から秋口(QT開始ぐらい)までは軟調に推移するもののその後は上昇トレンドに戻ると考えています。ただし、一部の投資家は米国株の上昇トレンドは既に終了し下落トレンド入りし長期に低迷する可能性も考えています。

私としては、前者の方が可能性が高いとは考えていますが、最悪の事態も考える必要があります。
その為、来年以降のために押し目買いを進めるとともにインバースETFについても積極的に取り扱いも行います。

ブル・ベア

ブル・ベアとは、相場の強気・弱気を示す言葉です。
ブル(BULL:雄牛)は、雄牛が角を下から上に突き上げて攻撃する姿から強気・上昇の象徴
ベア(Bear:熊)は、熊が前足を上から下に振り下ろして攻撃する姿から弱気・下落の象徴
通常の投資信託やETFでは、先物やオプションを利用してベンチマークとなる指数の値動きに対して、ブル型は相場と同じ方向に、ベア型は相場と逆の方向に概ね連動したパフォーマンスになるよう設計されたファンドが存在します。ほとんどはブル型のファンドです。
先物取引や信用取引では、売りから取引を始めることができ、「高い値段で売って、安い値段のときに買い戻す」といった取引を行うことで、下落相場でも利益を出すことができるのです。

レバレッジETFの比較

QLD(レバナス相当)と3倍ETFのリターンの比較を致します。
左:週間 中:年初来 右:一年

今週は1/17週以来となる大幅な下落となった。3倍ETFは軒並み週間で2桁下落と非常に厳しいものとなっています。年初来も大変なことになっています。年間ベースでもレバナス(QLD)やSOXLも遂にマイナスリターンとなっています。
ここから分かることは、SOXLは既に買い場に近づいていること。そしてTECLはSOXLと比較して下落に強いことです。SOXLとTECLはどちらを購入するか悩まれる方も多いと思うので、参考になると思います。

チャート分析

左:SOXL 中:TECL 右:WEBL

誰にも見向きもされていないWEBLですが、この3つのETFで比較しても弱いです。日経を見ているようです。実体ベースで3/11が最も低くなっていて、SOXLやTECLとは違います。
流石に今週で3つ全てのMACDでデットクロスしている状態です。RSIは安定の40切りで下落のバンドウォークをしているようにもも見えます。RSIも戻しの局面でも50から離れたところで下落に戻る弱さです。

左はSOXLの週足チャートです。
残念ながら見事な下落トレンドです。
今週下げ止まった28ドルは、ボリンジャーバンドの-2σであり、2021年に何度もサポートされたラインです。おそらくここはぶち破られるので、次の仕込みチャンスは、コロナショック前に高値である22ドル付近になるかと思います。
週足RSI37.2もコロナショック時後で最低で、MACDの下げ角度に関してはコロナショック時を超えているようにも見えます。
コロナショック時は最大84%の下落で、今回起きるとすると12ドル程になります。少なくともこの水準は覚悟する必要があると思います。
この時に買い拾えるように、インバースで資金調達している訳です。

来週の展望

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来週FOMCです。実際に重要なのはパウエル議長の会見となります。
パウエル議長はこれ以上の下落を抑えるために、異例の金利上昇幅を0.25%と公言していることあり、当日はバットサプライズは何もないと考えられる。ただ、3/10にECB(欧州中央銀行)がテーパリング加速のバットサプライズを出したことで、同じようにFOMCでもバットサプライズがでるのではと警戒感が強まっている状況です。
その他に生産者物価指数(PPI)や小売売上高等が比較的重要な経済指標となります。

また来週からはサマータイムが導入されるため、日本時間で一時間前倒しの22時半からマーケットが開始されます。

NASDAQ100 2021年~SQ日

3/18にはメジャーSQを控えています。過去1年のSQの位置をマーキングしましたが、上昇か下降かボラティリティが大きい中、どちらかの方向性に向かって動くことが多いように感じます。
ここ3回のSQ(12月、1月、2月)傾向は、月頭に上昇しSQに向かって大きく下落しています。3月も1日前後を高値から現在までほぼほぼ一直線に下落しています。

3月のアノマリーは強い月だといえる。ただ今年はあまりアノマリーは参考にならないと思います。ウクライナ情勢や金融政策の方が株価に影響を与えると考えているためです。
ただ期待を込めて、FOMCとメジャーSQが終わったころから悪材料の出尽くしとアノマリー最強の4月に向けて上昇すると思っています。

ETF情報

左は先週のもですので比較下さい。
ベア型のTECSが2位まで上がっているのもTECLがSOXLよりも上位なのもかなり異例だと思います。先週抜けたSPXSも無事復活ということで、多くの方が相当弱気に市場を見ていることが分かります。
一方、引き続き一位がQQQ(NASDAQ100)であることも珍しいです。今週は弱気相場入り(高値から20%超の下落)となったことで買い場だと考えた投資家が多いのかもしれません。

左上:SPXS 右上:SOXS 左下:TECS 右下:WEBS

黄色の線は私の取得単価です。
皮肉なことWEBSを筆頭に素晴らしいリターンを出してくれています。
一応、予定では今週ある程度の利確をするつもりです。
それは、今月FOMC(無事通過が条件)とメジャーSQが終わった後は上値が若干軽くなり一時的(短期間)に上昇トレンドになると考えているからです。逆に短期間でも上昇しないと今後、中期で株価下落に歯止めがかからなくなります。
5月に再度下落すること考えています。その根拠は、今週のFOMCでQTについてどこまで触れるか分かりませんがが、5月のFOMCでは確実に何かしらの発言があるためその前には荒れます。5月前後は今年に入ってからの決算ラッシュもあり、かなりミスする企業が増えてくると考えています。昨年も5月は下落していますしね。

3倍ETFの名称

金融の用語で、ショート(S)は売り、ロング(L)は買いとなります。
Direxion社の3倍ETFの名称は、最後の文字でブル型かベア型かが判断付きます。

 shoumaru
shoumaru

NASDAQ100の3倍ETFで有名なTQQQ等は、運用会社が異なるので当てはまらないよ。

 shoumaru
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それでは皆さん、レバレッジETFを活用して爆っていきましょう!

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