サマータイム導入で日本時間の22時半から開始した14日のNY株式相場は、ハイテク中心のNASDAQ100が大きく下落した。ロシアとウクライナの4回目の停戦合意に期待し、寄り付きから上昇スタートしたものの停戦が一時中断されたことで1.88%の大幅下落となった。FOMCを意識して米国債金利全般が大きく上昇したことで、ハイテク中心のNASDAQ100の下落幅が大きかったと推測される。
米10年国債利回りは、先週末の1.99%台から2.13%台まで急上昇した。その他、原油先物価格は1バレル=100ドルを割り込み、ドル円は5年ぶりの水準となる1$=118円までドル高が進んでいる。先週末に1オンス=2,000ドルを割り込んだ金先物価格もそこから下落に拍車がかかる。
※当ブログでは、NASDAQ100(NASDAQ総合ではない)・ダウ平均・S&P500を米国主要3指数として扱います。

ロシアのウクライナ侵攻が一刻も早く収束し、平和に戻るよう願っています。

私はコア・サテライト戦略のコア資産としてポートフォリオの半分程を目安に 「レバナス」を運用していますので、NASDAQ100とレバナスを中心とした日記と情報発信をしています。
前日結果
レバナス基準価格とトータルリターン

楽天レバナスは良い印象を持っている人がいないのではないか。
NASDAQ100とその他の指数の比較

何度も前日終値の13,300ポイントで攻防したが、割り込んでからの下落は早かった。
※GoogleFinanceは前日終値からの変動を表し、ブログ内で表現している他の上昇率や下落率と異なる場合があります。
NASDAQ100とS&P500のセクター別ランキング

金利急上昇によって金融が久々に急上昇!
チャート分析
NASDAQ100 S&P500 比較チャート

NASDAQ100はまたもや続落となった。今週初日で先週の底を実体で割り込んだことは残念。1月末の髭の下限も髭で割り込んだ。ギリギリ13,000ポイント死守したため、今後の攻防の1つの目安になると思います。
ボリンジャーバンドも強く意識されている。
15日の寄り付きはやや上昇に転じているが、午後になって急落する展開が続いているので終わるまでは全く分からない。
関連チャート

ドル円と米国債利回りは完全にFOMCを意識して上昇しているため、明日以降大幅に崩れる可能性があります。利上げ前の状態で長期金利が2%以上というのは異常です。相対的に金利が高い通貨が優位になりますので、ゼロ金利を続ける日本の円より米ドル高になることは自然です。ウクライナ情勢悪化した当初は円高に若干振れましたので、FOMCを意識している投資家が多いと推測出来ます。
原油先物価格に関しては全く分かりません。急騰前の水準にほぼ戻ってきました。金もそうですが株なんかよりよっぽどボラティリティが高いと感じます。
経済指標

来週FOMCです。実際に重要なのはパウエル議長の会見となります。
パウエル議長はこれ以上の下落を抑えるために、異例の金利上昇幅を0.25%と公言していることあり、当日はバットサプライズは何もないと考えられる。ただ、3/10にECB(欧州中央銀行)がテーパリング加速のバットサプライズを出したことで、同じようにFOMCでもバットサプライズがでるのではと警戒感が強まっている状況です。
米国以外ではイギリスの金融政策発表や日本の黒田総裁の発表もあるので注目です。

発表された生産者物価指数は、先日発表された消費者物価指数ほどではありませんが重要な指標です。
結果としては良かったと思います。高止まりしてる状態ですが、前回や予想を下回る結果となってるからです。ウクライナ情勢悪化後の数値が反映される来月以降のものも引き続き注視する必要があります。
生産者が出荷した製品や原材料などの販売価格の変動を調査・算出した経済指標のこと。
「卸売物価指数」として公表されたり、英語表記「Producer Price Index」の頭文字を取り「PPI」と呼ばれることもある。生産者物価指数は、全調査対象の物価動向を示した「総合指数」のほか、構成要素のうち季節要因の変動が激しいエネルギー価格と食品価格を除いた「コアPPI」を用いることが多い。世界各国で発表され、各国(地域)のインフレ動向を測る重要な経済指標として、消費者物価指数(CPI)とともにマーケットでも注目される。米国では労働省が国内製造業者の約1万品目の販売価格を毎月調査・公表しており、インフレ率の判断材料に用いられる。インフレが進む際に、消費者物価指数(CPI)よりも早く反応する先行指標として知られており、PPIが急上昇した場合にはインフレが迫っていると判断される。
今後の展開及びアノマリー

3/18にはメジャーSQを控えています。過去1年のSQの位置をマーキングしましたが、上昇か下降かボラティリティが大きい中、どちらかの方向性に向かって動くことが多いように感じます。
ここ3回のSQ(12月、1月、2月)傾向は、月頭に上昇しSQに向かって大きく下落しています。


2018年の時と非常に似通っています。このまま第7波動に突入がメインシナリオとして考えています。

3月のアノマリーは強い月だといえる。ただ今年はあまりアノマリーは参考にならないと思います。ウクライナ情勢や金融政策の方が株価に影響を与えると考えているためです。
ただ期待を込めて、FOMCとメジャーSQが終わったころから悪材料の出尽くしとアノマリー最強の4月に向けて上昇すると思っています。
レバナス情報


最新のレバナスの情報が更新されました。
各保有期間における「レバナス」のワーストリターンですが、1ヵ月から6ヵ月の全てで今回の下落が絡む事態となっています。私が確認し始めてから12ヵ月(一年)の期間では、レバナスが運用されてからどの期間を切り取ってもプラスリターンでしたが、近い将来マイナスリターンが出る可能性が極めて高いです。

2月のレバナスへの流出入学も堅調に推移しています。しっかりと押し目買いしている人がいるということでしょう。

それでは皆さん、レバナス握り締めて爆っていきましょう!