16日のNY株式相場はFOMCを無事に通過し大幅な続伸となった。特に売り込まれていたNASDAQ100は3.5%強の大幅な上昇となった。内容としては物凄くハト的というわけでもなかったが、元々かなり強く金融引き締めを織り込んでいたため、具体的な先行きが発表されたことで投資家の間に安心感が出たといったところだ。QTについては次回以降のFOMCにて決定するとのことで、先送り感もあるがこれも好感された。4月7日には今回の議事録発表があるため、その時の株価変動にも注意が必要だ。また経済は堅調とも発現していたが、3月末から始まる企業決算の内容が悪かった場合も市場の落胆はより大きくなるだろう。
〇利上げ回数
3月の利上げは予定通り0.25%
22年に7回の利上げ
23年に4回の利上げ
合計23年末までに目標の政策金利2.8%
〇QT(バランスシート縮小)
次回以降の会合で決定
→5月位からあるのではという予測もあったので若干ハト的
〇インフレ
22年末で4.3%の予想
中立金利が2.5%の中、合計2.8%の利上げではやや強い印象
インフレ予想が4.3%で、政策金利が2.8%だと金利よりインフレが高い逆転現象しているため懐疑的にも感じる。
パウエル議長はこの金利上昇にも耐えられる程、経済は堅調と主張していた。
※当ブログでは、NASDAQ100(NASDAQ総合ではない)・ダウ平均・S&P500を米国主要3指数として扱います。

ロシアのウクライナ侵攻が一刻も早く収束し、平和に戻るよう願っています。

私はコア・サテライト戦略のコア資産としてポートフォリオの半分程を目安に 「レバナス」を運用していますので、NASDAQ100とレバナスを中心とした日記と情報発信をしています。
前日結果
レバナス基準価格とトータルリターン

レバナスが何とかプラスに戻った。
基準価格が一日でプラス2,000円は素晴らしい!
NASDAQ100とその他の指数の比較

一日を通してFOMCの会見前後以外はとても強かった。
※GoogleFinanceは前日終値からの変動を表し、ブログ内で表現している他の上昇率や下落率と異なる場合があります。
NASDAQ100とS&P500のセクター別ランキング

チャート分析
NASDAQ100 S&P500 比較チャート

NASDAQ100は大幅な続伸となった。大陽線が存在感を示している。
注目のFOMCを無事に通過したことはとても大きい。世界的な株高にも引っ張られた。
とにかく14,000ポイントの壁を超えることは大前提で、前回の戻り高値である14,300ポイントを超えていきたい。
RSIも50.5と50を超えれるかの分岐点。MACDのゴールデンクロスが本物であることを願う。
関連チャート

FOMCを終えてVXNや米10年国債利回り、ドル円が下落した。
ドル円の下落や急上昇、3連休前を考えると18日の日経は小幅に反落するかもしれません。
原油先物価格はEIA原油在庫が予想に反して大幅に積み増す結果となり上値が重い展開となった。


金なども若干買い戻す展開になっている。
コモディティのボラティリティも非常に高い。
売り買いがとても難しいと感じる。
経済指標

米国以外ではイギリスの金融政策発表や日本の黒田総裁の発表もあるので注目です。

若干予想より良かったです。株価に与える影響は限定的です。
米労働省が毎週集計し、集計期間の翌木曜日に発表しています。アメリカ国内の雇用情勢を示す経済指標で、失業者が失業保険給付を初めて申請した件数を集計しています。景気の動向に敏感に反応し、景気先行指数として、雇用統計の約2ヵ月先行すると言われています。
下記は欧州の消費者物価指数です。ほぼ予測通りですが、前月比での伸びがとても強いです。
ここ数日強かった欧州株も本日は若干軟調に推移していますので、下記結果も影響しているかと思います。ほとんど欧州株と米国株は最近連動しているので、本日(17日)のNY株式相場は期待できないかもしれません。

今後の展開及びアノマリー

3/18にはメジャーSQを控えています。過去1年のSQの位置をマーキングしましたが、上昇か下降かボラティリティが大きい中、どちらかの方向性に向かって動くことが多いように感じます。
ここ3回のSQ(12月、1月、2月)傾向は、月頭に上昇しSQに向かって大きく下落しています。

3月のアノマリーは強い月だといえる。ただ今年はあまりアノマリーは参考にならないと思います。ウクライナ情勢や金融政策の方が株価に影響を与えると考えているためです。
ただ期待を込めて、FOMCとメジャーSQが終わったころから悪材料の出尽くしとアノマリー最強の4月に向けて上昇すると思っています。
レバナス情報


最新のレバナスの情報が更新されました。
各保有期間における「レバナス」のワーストリターンですが、1ヵ月から6ヵ月の全てで今回の下落が絡む事態となっています。私が確認し始めてから12ヵ月(一年)の期間では、レバナスが運用されてからどの期間を切り取ってもプラスリターンでしたが、近い将来マイナスリターンが出る可能性が極めて高いです。

2月のレバナスへの流出入学も堅調に推移しています。しっかりと押し目買いしている人がいるということでしょう。

それでは皆さん、レバナス握り締めて爆っていきましょう!