【レバナス】3月31日投資状況~15,200ポイントの中ボス撃破ならず!?雇用統計を警戒しNASDAQ100一旦調整か!~

投資新着情報

30日のNY株式相場は、3指数揃っての下落となった。NASDAQ100は1%超の下落で、前日終値を一度も上回ることが出来ない弱い展開となった。足元の急上昇の戻り売り圧力や原油先物価格の上昇による重しもある中で、テクニカル上で重要な15,200ポイントの節目に押し戻された可能性もある。

4/1の雇用統計や4/4のロシアのデフォルト問題、4/7のFOMC(3月)議事要旨、4/12のCPI発表
と4月入ると3月分の経済指標が続々と発表されます。
要注意です。

原油先物価格は下落基調だったものの欧米のロシアに対する追加経済政策や米エネルギー省(EIA)が発表した原油在庫が取り崩しとなったことで買いが入った。

長短金利差の逆転のカウントダウンです。既に米30年債利回り-米5年債利回りは逆イールドとなっています。
投資家が注目している米10年債利回り-米2年債利回りの逆イールドも時間の問題でリセッションの警戒が上値を重くしています。

 shoumaru
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ロシアのウクライナ侵攻が一刻も早く収束し、平和に戻るよう願っています。

※当ブログでは、NASDAQ100(NASDAQ総合ではない)・ダウ平均・S&P500を米国主要3指数として扱います。

 shoumaru
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私はコア・サテライト戦略のコア資産としてポートフォリオの半分程を目安に 「レバナス」を運用していますので、NASDAQ100とレバナスを中心とした日記と情報発信をしています。

前日結果

レバナス基準価格とトータルリターン

NASDAQ100とその他の指数の比較

※GoogleFinanceは前日終値からの変動を表し、ブログ内で表現している他の上昇率や下落率と異なる場合があります。

NASDAQ100とS&P500のセクター別ランキング

エネルギーセクターのボラティリティの高さ!

チャート分析

NASDAQ100 S&P500 比較チャート

左:NASDAQ100 右:S&p500

NASDAQ100は撃破したかと思われていた15,200ポイントの中ボスに阻まれる形で下落した。
超えた100日線や200日線がサポートすることなく、31日の相場ではレジスタンスになっているのが痛い。雇用統計等の重要な経済指標の発表を控え様子見ムードや戻り売り圧力もあると考えられる。
S&P500やダウ平均はテクニカル上は軽い状態となっているため、NASDAQ100待ちの状態。

今後の下落を考えると、底の13,000ポイント付近に今回行く可能性は低いと考えている。今後の雇用統計や日本時間で4/7の3時に発表のあるFOMC(3月)議事要旨の内容によってはある程度の下落を想定する必要がある。
下落の基本シナリオでは14,600ポイント、14,200ポイント、14,000ポイントまでの下落を考え、念のために13,700ポイントと13,500ポイントも想定に入れておく。特に14,000ポイント以下まで押された場合は今回の上昇について考え直す必要が出てくる。

勿論、何事もなかったかのように15,000ポイントまでで調整し中ボス撃破をする上昇シナリオもある。

関連チャート

上左:VXN 上右:米国債利回り 下左:原油 下右:ドル円

VXNはやや上昇傾向。
金利やドル円は一服傾向が見られます。
原油先物価格は三角持ち合いのようになりそうですね。毎日出てくる情報で乱高下しています。

経済指標

経済指標の結果はまちまちとなったもののセンチメンタルの悪化している投資家は、悪い結果に厳しい目を向ける傾向にある。
雇用統計の前哨戦であるADP雇用統計は若干のプラスでした。前回はADP雇用統計と実際の雇用統計で同じような傾向の結果が出ました。

GDPに関しては昨年の10月から12月の結果です。

この他にも欧州の3月の信頼感指数は2月と同じでかなり低い水準を維持し、ドイツの3月CPIは跳ね上がりました。
アメリカのCPIは4/12に発表されますので要注意です。

ADP雇用統計

ADP雇用統計は、米国の民間企業であるADP(Automatic Data Processing社)が公表する雇用統計となります。約50万社の顧客を対象に雇用者数の動向を調査したもので、毎月米雇用統計の非農業部門雇用者数が発表される2日前に公表されため、非農業部門雇用者数の前哨戦として注目されている。

GDP

GDPとは国内総生産のことで、一定期間内に国内で新たに生み出されたモノやサービスの付加価値のこと。GDPには企業が国外で生産した付加価値は含まれない。GDPは国の経済力の目安とされ、前年同期や前期と比較し増減具合で、国内の景気変動や経済成長を推定しそれを「%」で示したものを経済成長率という。
新たに生産された付加価値は賃金や企業利益として分配され、それを元に家計や企業は消費や投資を行う。GDPは「生産」「分配(所得)」「支出」のどの観点からみても、原則として同じ値になり、これを「三面等価の原則」という。

個人消費支出

個人消費支出とは、耐久財(自動車・家電)、非耐久財(食品・衣類等)、サービス(旅行・外食)の3分類からなり、個人の消費に関して調査したもの。個人支出が多くなると収入も増え雇用も良好であることが多いとされる。

※アメリカでは個人消費がGDPの約7割を占める。

今後の展開及びアノマリー

来週は大きな経済指標である雇用統計があります。この辺りの悪化とテクニカル上のレジスタンスにぶつかると、下落要因となります。


ただ期待を込めて、FOMCとメジャーSQが終わったころから悪材料の出尽くしとアノマリー最強の4月に向けて上昇すると思っています。
3月分の経済指標、4月7日のFOMCの議事要旨(3月分)等の結果次第の部分がありますので注視する必要があります。これらを乗り越えた場合は4月中旬から下旬までは上昇しやすいでしょう。
5月前後になるとウクライナ情勢悪化後の企業決算が出てきたり、5月のFOMCを念頭に置いた調整が入ってくると思います。

2021年NASDAQ100

左のチャートは2021年のNASDAQ100の日足になります。3月に入って底を打ち反発している様子は今年と似ていると考えています。
2021年もFOMCをきっかけに2番底を形成していますが、今年の5月FOMCはQTの情報や0.5%の利上げの可能性がありより顕著に動く可能性があると思います。2番底があるのかないのか、あるのであれば3月の底を切り上げるのか切り下げるのかも重要です。高値に関しては、切り上げる可能性は低いと考えます。

下記は、リーマンショック含めそれ以降の大きな暴落の週足チャートになります。

左:2022年 中:コロナショック 右:2018年

コロナショックと2018年(前回QT時)の暴落時は、底値から順調にV時回復したパターンです。

左:2015年(前回利上げ時) 右:リーマンショック

個人的には2022年の下落は下段の様な動きをメインシナリオとして考えています。
意外にも一旦高値を更新した後に大きく下落する左のパターンが多かったです。
少なくともQT前後やウクライナ情勢悪化が反映される春の決算シーズンにはある程度の下落は想定できます。その際は、下段の左のチャートの様になると思います。
右のリーマンショックはエグイですね。一回目の底値を大きく切り下げるパターンは大きい暴落ではリーマンショックのみでした。ただ現在の状況を鑑みて今後、スタグフレーションからのリセッションとなれば、リーマンショックの様な下段の右パターンを想定する必要があります。
勿論、上段のようにV字回復する可能性もない訳ではないので、定期での積立などは継続しつつ何時でも逃げれるように留意しつつ買い増しする方法がベターかと思います。

スタグフレーションとリセッションの懸念

〇スタグフレーションとリセッションの懸念
現在は金融政策とウクライナ情勢が株価変動へ大きな影響を与えている。その中、スタグフレーションとリセッションの懸念も株価の上値を抑えている要因となっている。
ゴールドマンサックスのエコノミストは、2022年の米GDP成長予想を2.0%から1.75%へ下方修正するとともに、景気後退に陥る確率はイールドカーブの傾きに基づくと20~35%の確率であることを示唆しているとしている。

◎順イールドと逆イールド
上記の右図をイールドカーブと呼び、債券の利回り(金利)と償還期間との相関性を示したグラフとなる。縦軸が利回り、横軸が償還までの期間となります。
順イールドは右肩上がりの通常状態です。短期金利より中・長期金利の方が利回りが高いということを示してる。
逆イールドは右肩下がりの状態で、長短金利の逆転現象を指します。一般的に、過度な金融不安や政策変動により短期金利が急騰したことで生じます。
今回のような利上げ時は、短期金利は直ぐに反応し上昇しますが、長期金利は安全資産の国債が買われることで上昇が抑えられます。

上記の左図は、過去の逆イールドと景気後退時期のタイミングを示したものです。
青い「米10年国債利回り」と「米2年国債利回り」の差がマイナス(長短金利逆転)時の数年後に、景気後退していることが分かるかと思います。この為、利上げし短期金利が上昇したならば長期金利も上昇させる必要があります。

2022年2月~3月 米10年国債利回りと米2年国債利回り
2022年 米10年国債利回りから米2年国債利回りを引いたもの

上記の通り、2022年に入り急速に長短金利差が縮小しています。

ゴールドマンサックスは3月末に、FRBの最近のタカ派発言を受けて米10年国債利回りの年末水準を従来の2.25%から2.7%に引き上げました。2年債利回りは2.9%、30年債利回りについては2.75%とした。長短金利差については逆転することを想定していますが、必ずしもリセッション(景気後退のシグナル)として受け取るべきではないとしている。

スタグフレーション:インフレと経済が悪化のダブルパンチ
リセッション:景気後退期。欧米ではGDPが2四半期連続でマイナス成長となった場合を指す。

レバナス情報

販売件数等は若干の後退となりました。
木曜日の大上昇の騰落率は3位とレバナスの素晴らしさを改めて感じます。

 shoumaru
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それでは皆さん、レバナス握り締めて爆っていきましょう!

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