3/7週は引き続きウクライナ情勢を注視するとともに、3/10(木)に発表される米消費者物価指数(CPI)が今後の株価に対して重要な指標となる。
過去一週間の週間の詳しい出来事に関しては、下記から確認していただければと思います。

初めましての人、こんにちは!このブログは、SPXL.SOXL.TECL.WEBL等の私が興味ある3倍ETFついてまとめています。私(shoumaru)は コア・サテライト戦略のサテライト部分としてポートフォリオの20%を目安に3倍ETFを運用しています。コア資産として「レバナス」を運用していますが、投資信託であるのがデメリットの1つです。個別株と同じように自分の狙った値に指値を入れられることがETFの魅力です。皆さん、レバレッジETFを活用して爆っていきましょう!
現在の状況認識

上記は2014年にロシアがクリミアに侵攻した際のNASDAQ100指数です。戦争開始とともに株価は底を打ち年末にかけて大きく上昇しました。これは他の有事の際も同様な傾向があることが分かっています。



〇今回も類似する可能性があるもの
前回は2015年12月から利上げを開始し、2016年2月に底を付けています。この傾向は過去の利上げ時も類似し、利上げ開始後、数カ月して底打ち反転することが多いです。
〇今回は類似しないもの
①左チャートは前回QT時のものです。QTは過去1度しか実施されていまませんが、今回と異なり利上げ開始から期間を空けています。
②過去の利上げは好景気のため行われ、完全にインフレ対策で行われることは少ないです(遡る期間による)。前回の利上げ時も景気悪化により、利上げのペースを落とす、予防的に利下げする等の対策が行われましたが今回は出来ません。

現在の金融引き締めの市場予想の一例です。1月FOMC後から強い引き締めを市場では織り込み始めています。利上げに関しては現在、5回から7回を市場は織り込んでいます。7回利上げでない場合は、中間選挙前の11月が外れる第一候補となります。また初回の利上げになる3月に、通常の0.25%ではなく0.5%のダブル利上げとなるかも注目ポイントで、7月までに0.75%から1%前後のFF金利を目指す予定です。
※QT(償還)→自然縮小のことで、保有する債券が満期を迎えた際に再投資せずに償還すること
QT(売却)→より積極的にQTを行うため、保有する債券を売却すること。
現在、多くの投資家は過去の事象より、2022年の前半から秋口(QT開始ぐらい)までは軟調に推移するもののその後は上昇トレンドに戻ると考えています。ただし、一部の投資家は米国株の上昇トレンドは既に終了し下落トレンド入りし長期に低迷する可能性も考えています。
私としては、前者の方が可能性が高いとは考えていますが、最悪の事態も考える必要があります。
その為、来年以降のために押し目買いを進めるとともにインバースETFについても積極的に取り扱いも行います。
ブル・ベアとは、相場の強気・弱気を示す言葉です。
ブル(BULL:雄牛)は、雄牛が角を下から上に突き上げて攻撃する姿から強気・上昇の象徴
ベア(Bear:熊)は、熊が前足を上から下に振り下ろして攻撃する姿から弱気・下落の象徴
通常の投資信託やETFでは、先物やオプションを利用してベンチマークとなる指数の値動きに対して、ブル型は相場と同じ方向に、ベア型は相場と逆の方向に概ね連動したパフォーマンスになるよう設計されたファンドが存在します。ほとんどはブル型のファンドです。
先物取引や信用取引では、売りから取引を始めることができ、「高い値段で売って、安い値段のときに買い戻す」といった取引を行うことで、下落相場でも利益を出すことができるのです。

レバレッジETFの比較
QLD(レバナス相当)と3倍ETFのリターンの比較を致します。

先週(2/21週)に引き続き2/28週も週間ベースで全て下落となりました。
年初来からのリターンも残念過ぎてコメントが出来ません。
ここにきて1年リターンのみが大きく上昇しました。これは2021年の3月も大きな下落があってそこからのリターンとなっているからです。WEBLはどちらにせよどうしようもなく、取り上げている人が皆無になっています。ハイパーグロース株としてちょっと確認する程度ですね。
チャート分析

上記の3ETFのRSIは全て30台に突入しました。びっくりなのが週間べースで下落しているにもかかわらずゴールデンクロス中であることです。3/7週からはおそらくデットクロスする可能性が高いです。RSI40ではSOXL、TECLともに反発することも多く、週頭は一旦上昇する可能性もあると思います。
ほぼ1年前と同等の水準で割安とも考えられますからね。
200日移動平均線からは大きく乖離してしまい、とりあえず20日移動平均線より上に出てもらえないと今後上昇する未来が見れません。
来週の展望

3/7週の経済指標としては圧倒的に米2月消費者物価指数が重要となってきます。
米国以外では、中国が5日(土)から全人代の開幕とCPI及びPPIの発表があります。混戦の韓国の大統領選もあります。
パウエル議長は3月の利上げで0.25%を提案すると発言していましたが、状況に応じて今後は0.5%の利上げもありうると発言がありました。この「状況に応じて」で最も影響のある指標の1つがCPIです。
3/10(木)に米2月の消費者物価指数(CPI)が発表されますが、現在の予想は下記の通りです。前年比で8%を超えるようだとかなり危険で、相場は急落する可能性は高いです。それはパウエル議長が0.25%を提案してしまったが故に、市場のコンセンサスはほぼ100%で0.25%の利上げを予想しており、0.5%となった場合の市場に与える影響が大きくなってしまったからです。


3/18にはメジャーSQを控えています。過去1年のSQの位置をマーキングしましたが、上昇か下降かボラティリティが大きい中、どちらかの方向性に向かって動くことが多いように感じます。
ここ3回のSQ(12月、1月、2月)傾向は、月頭に上昇しSQに向かって大きく下落しています。


2018年の時と非常に似通っています。このまま第7波動に突入がメインシナリオとして考えています。
ETF情報

前週比を確認してもらうと分かりますが、1位~8位まで順位の変動がありません。ここ数週間ランクインしていは「SPXS」がランク外となっています。

やっと利益が出る水準になってきました。SQ前後までにある程度の売却を考えています。
ただ当初より下落相場が長引く可能性があり、全て売却することは考えていません。
また週足のMACDがゴールデンクロスしたら状況見てですが、全て売却する可能性があります。
金融の用語で、ショート(S)は売り、ロング(L)は買いとなります。
Direxion社の3倍ETFの名称は、最後の文字でブル型かベア型かが判断付きます。
例


NASDAQ100の3倍ETFで有名なTQQQ等は、運用会社が異なるので当てはまらないよ。

それでは皆さん、レバレッジETFを活用して爆っていきましょう!