11日のNY株式相場は、3指数揃っての大幅下落となった。長期金利の上昇と12日に発表される消費者物価指数を警戒しNASDAQ100は2%超の下落となった。原油安を受けてエネルギー株が下落したほか、投資判断の引き下げが続いている半導体株は3月の底を割り込み年初来安値を更新している。
12日の寄り付き前に発表されたCPIは、コアCPIでは鈍化が見られたもののCPIは予想の8.4%を超える非常に強い結果となった。この上昇率は第2次石油危機(オイルショック)後に物価かが高騰していた1981年12月の8.9%以来、40年ぶりの高さとなります。
ただ、寄り付きでは悪材料出尽くしやコアCPIが予想を下回ったと大きく株価は戻しているが、徐々に失速している形にも見える。12日の株価は今後の米国株の先行きを見通すためにも非常に重要だと考えられる。13日のPPIや14日の小売売上高も要チェックです。


ロシアのウクライナ侵攻が一刻も早く収束し、平和に戻るよう願っています。
※当ブログでは、NASDAQ100(NASDAQ総合ではない)・ダウ平均・S&P500を米国主要3指数として扱います。

私はコア・サテライト戦略のコア資産としてポートフォリオの半分程を目安に 「レバナス」を運用していますので、NASDAQ100とレバナスを中心とした日記と情報発信をしています。
前日結果
レバナス基準価格とトータルリターン

レバナスが再びマイナスリターン寸前です。
NASDAQ100とその他の指数の比較

一日通して、下落し続ける弱い展開。
節目の14,000ポイントを若干ですが、割り込んでいることも気がかりですね。
※GoogleFinanceは前日終値からの変動を表し、ブログ内で表現している他の上昇率や下落率と異なる場合があります。
NASDAQ100とS&P500のセクター別ランキング

全セクターが下落する残念過ぎる状態。
半導体筆頭のエヌビディアも大きく下落。
チャート分析
NASDAQ100 S&P500 比較チャート

現在、NASDAQ100は3月の上昇から4月の下落と乱高下しています。
年初来からは約15%の下落とかなり軟調な推移です。
RSIは50を下抜け、MACDのヒストグラム(青い棒)も勢いを強めてる状態です。ただし、RSIボリンジャーはバンドの-2σにタッチしており、短期的な上昇は見込める状況です。
個人的に下限の目途であった14,000ポイントも11日には若干ですが割り込んで13,990ポイントを付けています。
12日の下限は現状、フィボナッチは0.618でサポートされていますが、ここを割り込むと下落速度が速まる可能性も高いです。
テクニカル的にはかなり弱い展開ですので、上昇するとすれば経済指標等の要因となるでしょう。
12日のCPI発表後から再び一時的な上昇相場に入ることが私のメインシナリオですが、このまま下落し続け、5月中旬には前回の13,000を割り込んでくることもサブシナリオとして考えています。
昨日、SOXSを52.2ドルで全て売却しSOXLを短期用として26.8ドルで購入しました。
まさか、ベア型ETFがブル型のETFの倍にまでなるとは・・・(株式分割?を最近やっている影響ですが)
半導体指数は特にやられていますが、先週に大口の買いも入っていて短期的には上昇するのではないでしょうか。12日の相場は28ドルがレジスタンスとして立ちはだかり、1つの目安になるかもしれません。
関連チャート

VXNは再び、上昇傾向です。下値のトレンドラインで反発すると一気に上昇する傾向が見て取れます。
金利はやっと一息つくかもしれません。生産者物価指数次第ですが。
原油先物価格は下落基調でしたが、12日に大きく反発しました。石油輸出国機構(OPEC)が12日に世界の石油需要の伸び見通しを下方修正させた影響かもしれません。
ドル円は黒田ラインと呼ばれる125円85銭までもう少しです。
経済指標
4/11に重要な経済指標の発表はありません。
今後の展開及びアノマリー
4/11週は重要な経済指標が多いともに企業決算も本格化してきます。また15日は休場となりますので注意です。SQ日が休場なんですね。
最重要の経済指標は消費者物価指数(CPI)です。
その他にも生産者物価指数(PPI)や小売売上高等もなります。
景気後退懸念が大きいため小売売上高はこれまで以上に市場にインパクトを与える可能性があります。

7月についても0.5%の利上げが織り込まれつつある。


ただ今年はあまりアノマリーは参考にならないと思います。ウクライナ情勢や金融政策の方が株価に影響を与えると考えているためです。ただし、3月まではアノマリー通りになっていますね。
個人的にはFOMCとメジャーSQが終わったころから悪材料の出尽くしとアノマリー最強の4月に向けて上昇すると思っています。
3月分の経済指標、4月7日のFOMCの議事要旨(3月分)等の結果次第の部分がありますので注視する必要があります。4月12日のCPI発表があります。これらを乗り越えた場合は4月中旬から下旬までは上昇しやすいでしょう。
5月前後になるとウクライナ情勢悪化後の企業決算が出てきたり、5月のFOMCを念頭に置いた調整が入ってくると思います。ただ雇用統計はパスしましたが4月7日のFOMC議事録ではこけましたので、4月は強い上昇がないまま5月前後の大きな下落に突入する可能性もあります。

上記は2008年(リーマンショック時前)のNASDAQ100と2022年のNASDAQ100のチャート比較です。
ここ半年程(11月位から)の値動きがかなり似通っていると考えていて、今後も暫くこのチャート通りに進むと思っています。
レバナス情報


トータルリターンが158位とかなりしょぼいですが、先週は390位でしたので大幅アップです。

レバナスの3月時点での最大上昇率と最大下落率が更新されました。
3月はSQ後の大上昇により、下落率に記載されることはありませんでした。
今のところ、レバナスを1年保有していれば100%プラスリターンになることが証明されています。

それでは皆さん、レバナス握り締めて爆っていきましょう!