19日のNY株式相場は大きく反発!NASDAQ100は2%を超える上昇で、S&P500とダウ平均も1.5%前後の上昇となった。長期金利の上昇が続く中で、堅調な住宅着工件数や決算期待、原油・天然ガスが大幅下落になったことでインフレ懸念が後退したことが投資家心理を改善させた。確定申告終了後のラリーと呼んでいる人もいる。
国際通貨基金(IMF)が世界経済見通しを引き下げたことで、エネルギー需要が鈍化するとの見方から原油や天然ガスの下落に繋がった。
先物価格は若干弱い状態で、20日に入ったNASDAQ100の相場は大きく下落となった。金利が大きく下がっているものの19日の引け後に決算発表したネットフリックスが会員の純減となったことが嫌気され25%もの下落となった影響も大きいだろう。ネットフリックスが組み入れられていないダウ平均は20日も非常に堅調に推移してる。
21日(日本時間の日付変わって27日2時)にはブラックアウト期間前の最後の発表とFRBのパウエル議長の発言があり、NASDAQ100中心に警戒感もあるのだろう。
・その他
米国では移動の際のマスク着用義務が解除され、航空株なども大きく上昇した。

ロシアのウクライナ侵攻が一刻も早く収束し、平和に戻るよう願っています。
※当ブログでは、NASDAQ100(NASDAQ総合ではない)・ダウ平均・S&P500を米国主要3指数として扱います。

私はコア・サテライト戦略のコア資産としてポートフォリオの半分程を目安に 「レバナス」を運用していますので、NASDAQ100とレバナスを中心とした日記と情報発信をしています。
前日結果
レバナス基準価格とトータルリターン

NASDAQ100とその他の指数の比較

一日を通して、とても強い値動きとなった。
※GoogleFinanceは前日終値からの変動を表し、ブログ内で表現している他の上昇率や下落率と異なる場合があります。
NASDAQ100とS&P500のセクター別ランキング

エネルギー価格の下落によってエネルギーセクターは軟調だったもののその他のセクターは絶好調だった。
チャート分析
NASDAQ100 S&P500 比較チャート

19日は非常に堅調に推移したNASDAQ100。14,100ポイントをキープ出来ればと考えていましたが14,200ポイントまで上昇しました。ただ20日の相場ではネットフリックスが足を引っ張る形で非常に弱いです。水色の50日移動平均線や3月からの上昇に当てたフィボナッチの0.5(半値)に頭を抑えられている上昇です。確定申告終了ラリーと言っても出来高も増えている様子はなく懐疑的です。
今後のNASDAQ100は短期的に上昇余地はあるものの前回の15,200が上限と考えます。もし15,200ポイントで再度戻されればダブルトップの様な形で、それに届かない場合も高値切り下げとなり中期的にも冴えない結果となりそうです。月末には軟調になると考えていますので、せいぜい14,500~14,600ポイント水準までと思っています。
5月4日のFOMCが思ったよりもハト的である+GAFAM決算がかなり良いなどの後押しが必要です。
矢印以降は5月12日のCPIの結果次第で、大きく下落か大きく上昇か・・・

一方、ダウ平均は非常に堅調です。3月末の高値を超え、2月頭の戻り高値も超える可能性もありそうです。NASDAQ100やS&P500もそうですが、大きな逆三尊を形成している可能性も否定出来ません。
20日の相場の途中ではMACDがゴールデンクロスし、パラボリックも既に陽転しています。
5日移動平均線が20日移動平均線をゴールデンクロスしかけています。今週中には上向き(50日線は横向き)の「ローソク足>5日線>20日線>50日線」の完成に期待です。
関連チャート

米国債利回りが久々に大きな陰線となりました。それに対応してドル円も130円の節目の前に後退です。
原油先物価格はEIA原油在庫が大きく取り崩す結果となりましたが、下落を続けています。

経済指標

19日に発表された住宅着工件数に引き続き、住宅関連はそこそこ強い結果とまりました。
今後の展開及びアノマリー


4/11週から決算発表が開始しています。
今週から本格化してきて、4/25週はいよいよGAFAM企業が出てきます。

今年はあまりアノマリーは参考にならないと思います。ウクライナ情勢や金融政策の方が株価に影響を与えると考えているためです。3月まではアノマリー通りになっていますが、4月は現在、惨敗中です。
個人的にはFOMCとメジャーSQが終わったころから悪材料の出尽くしとアノマリー最強の4月後半に向けて上昇すると思っています。
5月前後になるとウクライナ情勢悪化後の企業決算が出てきたり、5月のFOMCを念頭に置いた調整が入ってくると思います。ただ雇用統計はパスしましたが4月7日のFOMC議事録ではこけましたので、4月は強い上昇がないまま5月前後の大きな下落に突入する可能性もあります。
上昇が続いた場合は、CPIが5月中旬に発表がありますので、CPI発表を起点に5/20のSQに向けて利確(下落)が続くと考えています。

上記は2008年(リーマンショック時前)のNASDAQ100と2022年のNASDAQ100のチャート比較です。
ここ半年程(11月位から)の値動きがかなり似通っていると考えていて、今後も暫くこのチャート通りに進むと思っています。
レバナス情報


トータルリターンが158位とかなりしょぼいですが、先週は390位でしたので大幅アップです。

レバナスの3月時点での最大上昇率と最大下落率が更新されました。
3月はSQ後の大上昇により、下落率に記載されることはありませんでした。
今のところ、レバナスを1年保有していれば100%プラスリターンになることが証明されています。
これだけ、円安になると為替ヘッジのあるレバナスは余計に損した気分になります。私はレバナスと同時期に購入したS&P500連動の投資信託を保有していますが、株価は1月の高値に全く戻ってきてないのに含み益は過去最高レベルに増えています。
今後も円高に振れるよりも円安に振れる可能性が高いですからね。

それでは皆さん、レバナス握り締めて爆っていきましょう!