4/22のNY株式相場は3指数揃っての大幅安となった。4/18週は3指数の中でも堅調に推移していたダウ平均は、一時、1000ドル安まで下落し2022年で一番の下落となった。週間でもダウ平均は4週連続の下落、NASDAQ100とS&P500は3週連続の下落となった。今年に入って米国株は軟調に推移しているものの3週連続の下落はなく、とても弱気な状態と言える。逆に、そろそろ上昇反転を見込みたいところだが先は見えない状態だ。
テクニカル的にも様々なサポートが重なり辛うじてダウ平均は持ちこたえたため、少しでも割り込むと更なる下落を助長する可能性が高い。
遂に4/25週はGAFAMの決算が出始める。私の注目は「メタ」だ。前回の決算を落としてるメタがどのように決算を出すのか。再度、決算をミスした場合は前回のフェイスブックショック再来となる危険がある。地合いの悪さを反映し、最近では決算をミスしたネットフリックスが売りたたかれた。
5月に入るとFOMCがある。3月のFOMCは、米国株の大暴騰の引き金となったことは記憶に新しい。ただ、ここ数回でそれ以外のFOMCは下落する方が多かった。今回はタカ派的内容が読み取れれば、米10年国債利回りは節目の3%を超え、暴落するリスクもある。
FOMCを無事に通過しても雇用統計とCPIの発表が控えている。
「Sell in May」の相場格言が有名な5月に入る前にポジション調整することも1つの手だろう。

ロシアのウクライナ侵攻が一刻も早く収束し、平和に戻るよう願っています。
※当ブログでは、NASDAQ100(NASDAQ総合ではない)・ダウ平均・S&P500を米国主要3指数として扱います。

私はコア・サテライト戦略のコア資産としてポートフォリオの半分程を目安に 「レバナス」を運用していますので、NASDAQ100とレバナスを中心とした日記と情報発信をしています。
前日結果
レバナス基準価格とトータルリターン

NASDAQ100とその他の指数の比較

週間ベースで大きな下落。
S&P500は再び、年初来で10%超の下落となった。NASDAQ100も久々の弱気相場である20%超の下落に近づいている。
※GoogleFinanceは前日終値からの変動を表し、ブログ内で表現している他の上昇率や下落率と異なる場合があります。
NASDAQ100とS&P500のセクター別ランキング

全てマイナスの真っ青も見慣れてしまいました。


個別株の一週間推移です。これまで優秀だった、エネルギーやヘルスケアセクターも大きく下落しています。テスラは決算が非常に良かったため、地合いが良ければかなり上昇したと思われます。
チャート分析
NASDAQ100 S&P500 比較チャート

NASDAQ100は勝負の13,000ポイントに試しに行く展開となっています。
この13,000ポイントを割り込むと中・長期の下落トレンド発生の可能性があるためとての重要なラインです。この13,000ポイントは非常に厚いサポートラインと考えていますが、既に3~4回目の挑戦となり破る可能性があります。買い方の投資家はここが損切ポイントでしょうし、売り方は本格的な仕掛けを行い一気に12,000ポイント前後まで落ちる可能性があります。13,000ポイントから下は明確なサポートラインがないことも残念です。
25日の相場としては、NASDAQ100>S&P500>ダウ平均の強さで推移しています。
S&P500とダウ平均は大きな陰線、NASDAQ100も上髭が長いローソク足で形もいやですね。
関連チャート

VXNは遂に30の後半に到達!近い内に40越えとなるかが注目です。
VXN等にはサイクルがあり、来週がピークになるとも言われています。
米10年国債利回りが大きく下落、相関しているドル円も下落しています。どちらも節目を迎えていますので、利回り3%越えとドル円の130円は同時になるでしょうか。株価は利回りが3%になったら、下落するかもしれません。
原油先物価格も下落しています。
経済指標
今後の展開及びアノマリー


4/25週は米のGDPの発表やPCDデフレーター等の重要な指標の発表があります。その他、個人消費はや信頼感指数等も発表があります。FRBの高官の発言はありません。
GDPとは国内総生産のことで、一定期間内に国内で新たに生み出されたモノやサービスの付加価値のこと。GDPには企業が国外で生産した付加価値は含まれない。GDPは国の経済力の目安とされ、前年同期や前期と比較し増減具合で、国内の景気変動や経済成長を推定しそれを「%」で示したものを経済成長率という。
新たに生産された付加価値は賃金や企業利益として分配され、それを元に家計や企業は消費や投資を行う。GDPは「生産」「分配(所得)」「支出」のどの観点からみても、原則として同じ値になり、これを「三面等価の原則」という。
個人消費の物価動向を示す指標。個人消費支出のデフレーターで、名目PCEを実質PCEで割ったものとなり、消費段階での物価上昇圧力を測る尺度として用いられる。
一般的に重要視する消費者物価指数(CPI)よりも調査対象が広いことで、より実際の物価動向を反映していると言われる。GDP構成比率の約7割が個人消費が占める米国では重要な指標。
価格変動の激しい食品とエネルギーを除いたものを「PCEコアデフレーター」と呼ぶ。
※PCE=個人消費支出
今週から本格化してきて、4/25週はいよいよGAFAM企業が出てきます。

今年はあまりアノマリーは参考にならないと思います。ウクライナ情勢や金融政策の方が株価に影響を与えると考えているためです。3月まではアノマリー通りになっていますが、4月は現在、惨敗中です。
個人的にはFOMCとメジャーSQが終わったころから悪材料の出尽くしとアノマリー最強の4月後半に向けて上昇すると思っています。
5月前後になるとウクライナ情勢悪化後の企業決算が出てきたり、5月のFOMCを念頭に置いた調整が入ってくると思います。ただ雇用統計はパスしましたが4月7日のFOMC議事録ではこけましたので、4月は強い上昇がないまま5月前後の大きな下落に突入する可能性もあります。
上昇が続いた場合は、CPIが5月中旬に発表がありますので、CPI発表を起点に5/20のSQに向けて利確(下落)が続くと考えています。
「Sell in May」の相場格言は今年は当てはまるのではないでしょうか?
過去を振り返ると5月のSQ、6月のメジャーSQに向けてどちらかでは下落する傾向がありそうです。
レバナス情報


トータルリターンが158位とかなりしょぼいです。

レバナスの3月時点での最大上昇率と最大下落率が更新されました。
3月はSQ後の大上昇により、下落率に記載されることはありませんでした。
今のところ、レバナスを1年保有していれば100%プラスリターンになることが証明されています。
2021年4月は14,000ポイント程でした。このまま行くと遂に1年保有してもマイナスがあり得る状況となります。為替ヘッジがなければ回避できたのですが・・・

SOXLは既に3月の安値を割り込み、買い増し買い増しと個人投資は買っていそうです。
その中でもインバースのTECSやSOXS等のインバースでリスクヘッジをすることは1つの手かもしれません。

それでは皆さん、レバナス握り締めて爆っていきましょう!