28日のNY株式相場は3指数揃っての大幅高となった。個人的に注目し心配もしていたメタ(旧フェイスブック)の決算が好感されハイテク株中心に買い戻された。クアルコムも決算が良く、ペイパルはガイダンスが弱かったもののメタに引っ張られた。引け後に発表された決算ではアップルがパスしたがアマゾンがミスしたことで大きく全体株価を下げて残念。週間ベースでの上昇が期待されるが、少し嫌なムードとなった。
1-3月期のGDPは前期比年率-1.4%となったが、影響は見られなかった。
明日は物価の指標であるPCDデフレータやミシガン大学消費者信頼感指数等の経済指標の発表があり、場合によっては株価に影響を与える可能性がある。

メタの決算は実はそれほど良いものではなかった。売り上げはコンセンサスを下回り、今後のガイダンスも保守的で強いものではなかったからだ。それでも一株当たり利益がコンセンサスを上回り利用者が増加に転じたことが好感された。
今後は長期的な目標であるメタバース(仮想空間)構築に取り組みながらフェイスブックの広告改善を行うために人工知能に投資するとのことだ。

ロシアのウクライナ侵攻が一刻も早く収束し、平和に戻るよう願っています。
※当ブログでは、NASDAQ100(NASDAQ総合ではない)・ダウ平均・S&P500を米国主要3指数として扱います。

私はコア・サテライト戦略のコア資産としてポートフォリオの半分程を目安に 「レバナス」を運用していますので、NASDAQ100とレバナスを中心とした日記と情報発信をしています。
前日結果
レバナス基準価格とトータルリターン

※この結果は前日のものとなります。
NASDAQ100とその他の指数の比較

本日は爆上げとなりました。ここ最近の下落を取り消すかのような3.48%上昇!13,500ポイントにはじかれたのは気になりますが。
※GoogleFinanceは前日終値からの変動を表し、ブログ内で表現している他の上昇率や下落率と異なる場合があります。
NASDAQ100とS&P500のセクター別ランキング

心配されたフェイスブックが市場をけん引しました。

チャート分析
NASDAQ100 S&P500 比較チャート

NASDAQ100等は爆上げしたものの引け後の決算でアマゾンがこけた影響で先物価格ではそれ程の状況。30日の先物関してもそこからほぼ動きが状態。NASDAQ100やS&P500は週間ベースで3週連続の下落となっていたが、何とか取り戻している。明日も今日水準以上で引けて、週間ベースでの上昇を目指したい。
テクニカル的には、節目の13,500ポイントに押し返された形。まずはここ超えることが条件となる。また2022年は20日線(緑の線)が上値として意識されることが多いが、今回は少しまだ距離があるため、上値余地は少し残っていると考えられる。
MACDはやや横ばいになってきたものの4月半ばの時は騙しで終わっているため注意が必要だ。久々に5日線の上で引けたことも好印象だが、4月半ばの上昇の騙しが引きずる。
企業決算に振り回される状況が続き上値も重いため、暫くは様子見しFOMC後の大きな動きの流れについていく方法も1つだと思われる。3月半ばからの急上昇のような移動平均線に大きく逆らう動きは、それ相応の情報が出ない限りでないと考えるためだ。勿論、前回はメジャーSQの受給の影響が大きかったため、5月はFOMC後に急落するリスクも高いと考えられる。
関連チャート

VXNは株価上昇に伴い、下落。
ドル円が凄いことになっている。日銀の黒田総裁が今後も金融緩和と続けていくとし、長期金利の上昇を食い止めるために買いオペを行うとしたこで一気に131円まで進んだ。
経済指標

GDPの落ち込みは予想以上で、今後の景気後退が危惧されます。
個人消費も予想を下回りました。
ただ、新規失業保険件数はかなりの低水準を維持しています。
レバナス情報
今後の展開及びアノマリー


4/25週は米のGDPの発表やPCDデフレーター等の重要な指標の発表があります。その他、個人消費はや信頼感指数等も発表があります。FRBの高官の発言はありません。
GDPとは国内総生産のことで、一定期間内に国内で新たに生み出されたモノやサービスの付加価値のこと。GDPには企業が国外で生産した付加価値は含まれない。GDPは国の経済力の目安とされ、前年同期や前期と比較し増減具合で、国内の景気変動や経済成長を推定しそれを「%」で示したものを経済成長率という。
新たに生産された付加価値は賃金や企業利益として分配され、それを元に家計や企業は消費や投資を行う。GDPは「生産」「分配(所得)」「支出」のどの観点からみても、原則として同じ値になり、これを「三面等価の原則」という。
個人消費の物価動向を示す指標。個人消費支出のデフレーターで、名目PCEを実質PCEで割ったものとなり、消費段階での物価上昇圧力を測る尺度として用いられる。
一般的に重要視する消費者物価指数(CPI)よりも調査対象が広いことで、より実際の物価動向を反映していると言われる。GDP構成比率の約7割が個人消費が占める米国では重要な指標。
価格変動の激しい食品とエネルギーを除いたものを「PCEコアデフレーター」と呼ぶ。
※PCE=個人消費支出
今週から本格化してきて、4/25週はいよいよGAFAM企業が出てきます。

今年はあまりアノマリーは参考にならないと思います。ウクライナ情勢や金融政策の方が株価に影響を与えると考えているためです。3月まではアノマリー通りになっていますが、4月は現在、惨敗中です。
個人的にはFOMCとメジャーSQが終わったころから悪材料の出尽くしとアノマリー最強の4月後半に向けて上昇すると思っています。
5月前後になるとウクライナ情勢悪化後の企業決算が出てきたり、5月のFOMCを念頭に置いた調整が入ってくると思います。ただ雇用統計はパスしましたが4月7日のFOMC議事録ではこけましたので、4月は強い上昇がないまま5月前後の大きな下落に突入する可能性もあります。
上昇が続いた場合は、CPIが5月中旬に発表がありますので、CPI発表を起点に5/20のSQに向けて利確(下落)が続くと考えています。
「Sell in May」の相場格言は今年は当てはまるのではないでしょうか?
過去を振り返ると5月のSQ、6月のメジャーSQに向けてどちらかでは下落する傾向がありそうです。
レバナス情報


トータルリターンが158位とかなりしょぼいです。

レバナスの3月時点での最大上昇率と最大下落率が更新されました。
3月はSQ後の大上昇により、下落率に記載されることはありませんでした。
今のところ、レバナスを1年保有していれば100%プラスリターンになることが証明されています。
2021年4月は14,000ポイント程でした。このまま行くと遂に1年保有してもマイナスがあり得る状況となります。為替ヘッジがなければ回避できたのですが・・・

それでは皆さん、レバナス握り締めて爆っていきましょう!