【米国株/shoumaru】4月5日投資状況~先週末の下げを取り戻す!再び15,200ポイントの中ボスに挑戦か~

投資新着情報

4日のNY株式相場はNASDAQ100がけん引し、大きな上昇となった。NASDAQ100は、3/29に中ボスである15,200ポイントの挑戦に失敗してから調整が続いていたものの再び挑戦可能な15,150ポイント(前日比1.95%上昇)までこぎ着けた。
ウクライナ情勢や長短金利差の逆転などの懸念材料が残る中、テスラが本日の株価上昇の立役者となった。テスラは好調な出荷台数が好感され5%超の上昇となったことに加え、テスラCEOがTwitterの株を大きく取得したことでTwitterの株価は27%超の上昇となった。

4/4のロシアのデフォルト問題は30日の猶予があるが大変怪しい状況は変わっていない。
ウクライナ情勢では、戦争犯罪とされる民間人や非戦闘の人々への虐殺に避難の声が高まり、欧米の追加制裁の必要性が議論され始めている。

 shoumaru
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ロシアのウクライナ侵攻が一刻も早く収束し、平和に戻るよう願っています。

※当ブログでは、NASDAQ100(NASDAQ総合ではない)・ダウ平均・S&P500を米国主要3指数として扱います。

 shoumaru
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私はコア・サテライト戦略のコア資産としてポートフォリオの半分程を目安に 「レバナス」を運用していますので、NASDAQ100とレバナスを中心とした日記と情報発信をしています。

前日結果

レバナス基準価格とトータルリターン

NASDAQ100とその他の指数の比較

※GoogleFinanceは前日終値からの変動を表し、ブログ内で表現している他の上昇率や下落率と異なる場合があります。

NASDAQ100とS&P500のセクター別ランキング

一般消費財にテスラ、コミュニケーション・サービスにTwitterが分類されている。

チャート分析

NASDAQ100 S&P500 比較チャート

左:NASDAQ100 右:S&P500

NASDAQ100は再び、15,200ポイント突破が狙える状況まで上昇した。
ただ昨日の上昇が止まった15,150ポイントは100日移動平均線と200日移動平均線が重なる場所で、以前厚いレジスタンスとなっていることが分かる。ここ数日は一目均衡表の雲の上限がサポートとなっているように感じるがやや心もとない。12日のCPI発表までに中ボス突破を実現出来ない場合は大きめの調整に発展する可能性もある。

100日線と200日線を超えているのはS&P500だけで、ダウ平均も一度突破したが押し戻されている。
20日線までの中期線は上向きだが、それ以上の長期線は横ばいか下向きのためテクニカル的にも地合い的にも厳しくなってきたと考えられる。可能性が高く唯一突破出来るためには、FOMC議事要旨がかなりのハト的内容である必要がある。

5日に関しては、大きく下げている。FRB理事が5月からのQT開始を示唆したことやISM景況感指数と非製造業PMIの悪い結果が原因だ。6日に発表される3月のFOMC議事要旨発表前に調整も入っていると考えられる。

関連チャート

上左:VXN 上右:米国債利回り 下左:原油 下右:ドル円

再び動きそうな気配がします。
VXNが大幅に上昇。米国債利回りも急上昇しています。節目の2.5%を遥かに超えた水準となっています。それに伴いドル円もドル高に振れています。
原油先物価格も高値圏でのもみ合いで、三角持ち合いのようにも考えられるので注視が必要です。

経済指標

ほぼ予想通りの結果となった。ただし、2月のものなので重要視されないと考えられる。

耐久財受注

耐久財(3年以上耐えられる物、自動車・航空機・パソコン・家電・家具)の企業での受注状況を表した経済指標で、設備投資が進むと上昇し景気向上と判断される。

今後の展開及びアノマリー

今週はFOよMC議事録が最重要イベント。内容によっては株価が再度調整に入る可能性がある。利上げに関してはある程度の強いものが織り込まれていますが、QTに関しての情報がどこまで出てくるのかが焦点です。

3月のアノマリーは強い月だといえる。ただ今年はあまりアノマリーは参考にならないと思います。ウクライナ情勢や金融政策の方が株価に影響を与えると考えているためです。
ただここ数日の値動きで進むと流石、3月となります。
ただ期待を込めて、FOMCとメジャーSQが終わったころから悪材料の出尽くしとアノマリー最強の4月に向けて上昇すると思っています。
3月分の経済指標、4月7日のFOMCの議事要旨(3月分)等の結果次第の部分がありますので注視する必要があります。これらを乗り越えた場合は4月中旬から下旬までは上昇しやすいでしょう。
5月前後になるとウクライナ情勢悪化後の企業決算が出てきたり、5月のFOMCを念頭に置いた調整が入ってくると思います。

2021年NASDAQ100

左のチャートは2021年のNASDAQ100の日足になります。3月に入って底を打ち反発している様子は今年と似ていると考えています。
2021年もFOMCをきっかけに2番底を形成していますが、今年の5月FOMCはQTの情報や0.5%の利上げの可能性がありより顕著に動く可能性があると思います。2番底があるのかないのか、あるのであれば3月の底を切り上げるのか切り下げるのかも重要です。高値に関しては、切り上げる可能性は低いと考えます。

下記は、リーマンショック含めそれ以降の大きな暴落の週足チャートになります。

左:2022年 中:コロナショック 右:2018年

コロナショックと2018年(前回QT時)の暴落時は、底値から順調にV時回復したパターンです。

左:2015年(前回利上げ時) 右:リーマンショック

個人的には2022年の下落は下段の様な動きをメインシナリオとして考えています。
意外にも一旦高値を更新した後に大きく下落する左のパターンが多かったです。
少なくともQT前後やウクライナ情勢悪化が反映される春の決算シーズンにはある程度の下落は想定できます。その際は、下段の左のチャートの様になると思います。
右のリーマンショックはエグイですね。一回目の底値を大きく切り下げるパターンは大きい暴落ではリーマンショックのみでした。ただ現在の状況を鑑みて今後、スタグフレーションからのリセッションとなれば、リーマンショックの様な下段の右パターンを想定する必要があります。
勿論、上段のようにV字回復する可能性もない訳ではないので、定期での積立などは継続しつつ何時でも逃げれるように留意しつつ買い増しする方法がベターかと思います。

スタグフレーションとリセッションの懸念

〇スタグフレーションとリセッションの懸念
現在は金融政策とウクライナ情勢が株価変動へ大きな影響を与えている。その中、スタグフレーションとリセッションの懸念も株価の上値を抑えている要因となっている。
ゴールドマンサックスのエコノミストは、2022年の米GDP成長予想を2.0%から1.75%へ下方修正するとともに、景気後退に陥る確率はイールドカーブの傾きに基づくと20~35%の確率であることを示唆しているとしている。

◎順イールドと逆イールド
上記の右図をイールドカーブと呼び、債券の利回り(金利)と償還期間との相関性を示したグラフとなる。縦軸が利回り、横軸が償還までの期間となります。
順イールドは右肩上がりの通常状態です。短期金利より中・長期金利の方が利回りが高いということを示してる。
逆イールドは右肩下がりの状態で、長短金利の逆転現象を指します。一般的に、過度な金融不安や政策変動により短期金利が急騰したことで生じます。
今回のような利上げ時は、短期金利は直ぐに反応し上昇しますが、長期金利は安全資産の国債が買われることで上昇が抑えられます。

上記の左図は、過去の逆イールドと景気後退時期のタイミングを示したものです。
青い「米10年国債利回り」と「米2年国債利回り」の差がマイナス(長短金利逆転)時の数年後に、景気後退していることが分かるかと思います。この為、利上げし短期金利が上昇したならば長期金利も上昇させる必要があります。

2022年2月~3月 米10年国債利回りと米2年国債利回り
2022年 米10年国債利回りから米2年国債利回りを引いたもの

上記の通り、2022年に入り急速に長短金利差が縮小しています。

ゴールドマンサックスは3月末に、FRBの最近のタカ派発言を受けて米10年国債利回りの年末水準を従来の2.25%から2.7%に引き上げました。2年債利回りは2.9%、30年債利回りについては2.75%とした。長短金利差については逆転することを想定していますが、必ずしもリセッション(景気後退のシグナル)として受け取るべきではないとしている。

スタグフレーション:インフレと経済が悪化のダブルパンチ
リセッション:景気後退期。欧米ではGDPが2四半期連続でマイナス成長となった場合を指す。

レバナス情報

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それでは皆さん、レバナス握り締めて爆っていきましょう!

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