8日のNY株式相場は、大きく上昇した金融セクターを含まないNASDAQ100は下落しダウ平均のみが上昇した。お昼過ぎまでは節目の14,500ポイントへの攻防を繰り広げていましたが、一度も超えることなく引けにかけて大きく下落した。FRBの積極的な金融引き締めを背景に長期金利の上昇が続き、ハイテク株が下落した。
8日は経済指標を含め大きな材料が出なかったことに加え、アジア株や欧州株が軒並みプラスリターンであったことからも週末での手仕舞いと来週のCPI発表への警戒感から下落したものと考えられる。
また来週がSQ週であることからも利確売が優勢となったものと考えることが自然だろう。

ウクライナ情勢の本格的悪化を含んだ分となり、かなり高い予想がされている。この予想を上回るか下回るかが特に重要。前回の7.9%は予想とぴったりと一致していた。
週間ベースでは3指数揃っての下落となり、NASDAQ100は4%近い下落となった。

ロシアのウクライナ侵攻が一刻も早く収束し、平和に戻るよう願っています。
※当ブログでは、NASDAQ100(NASDAQ総合ではない)・ダウ平均・S&P500を米国主要3指数として扱います。

私はコア・サテライト戦略のコア資産としてポートフォリオの半分程を目安に 「レバナス」を運用していますので、NASDAQ100とレバナスを中心とした日記と情報発信をしています。
前日結果
レバナス基準価格とトータルリターン
来週の発表をお待ち下さい。
NASDAQ100とその他の指数の比較

S&P500は終日、前日終値と節目の4,500ポイントをめぐる攻防を繰り広げていたが負けてしまった。
※GoogleFinanceは前日終値からの変動を表し、ブログ内で表現している他の上昇率や下落率と異なる場合があります。
米国セクター別ランキング

エネルギーセクターは、原油高による好決算が期待されパフォーマンスが最高です。
ヘルスケアも強いです。
チャート分析
NASDAQ100 S&P500 比較チャート

NASDAQ100はフォボの節目である0.382を割り込み、RSIもRSIのミドルラインをと50を割り込みとても弱い状況となってきました。MACDは勿論、デットクロス形成中です。
唯一の救いは、2月末から3月頭の戻り高値を割り込まなかったことと50日移動平均線がサポートの役目を果たしたこと。
S&P500はNASDAQ100と比較すると強い印象。20日移動平均線にサポートされ上値も比較的軽いと思います(※NASDAQ100と比較した場合)。RSIも50を切ってませんし
来週は12日(火)の寄り付き前にCPIの発表があります。16日がSQとなります。
今後の流れを決める程に重要となる週には変わりません。
私個人としては、テクニカル上とても弱いですが受給の関係上、週前半は軟調に推移しますが週間ベースでは上昇に転じると考えています。
逆に更に続落した場合は、今後かなり厳しい展開となると思います。
関連チャート

米10年国債利回りとドル円はどこまで行くのでしょうか。
ドルに関しては主要6通貨に対するドル指数が2年ぶりに大台でる100台に乗せました。円が弱いこともありますが、ドル自体も非常に強いです。資産の一部を米ドルに変換しておくだけでもかなり効果があると考えられます。
原油先物価格もここ1ヵ月では非常に低い状態で、テクニカル上は下落する可能性もありますが明らかに今の世界情勢を鑑みれば今後も上昇する可能性が高いと思われます。
経済指標
4/8は重要な経済指標の発表はありませんでした。
今後の展開及びアノマリー
4/11週は重要な経済指標が多いともに企業決算も本格化してきます。また15日は休場となりますので注意です。SQ日が休場なんですね。
最重要の経済指標は消費者物価指数(CPI)です。

7月についても0.5%の利上げが織り込まれつつある。

〇QT
FRBの資産圧縮(引き締め)を5月から開始。前回の2倍近い月950億ドルを上限に行う
→3月のFOMCの発表時は「QTについての議論はされておらず、5月のFOMCで議論しそれ以降の開始」を示唆していた。
→前回のQT実施時は月100億ドルずつ行うとしたところNASDAQ100は23%も暴落した。
〇利上げ
3月に0.25%の利上げを行ったが、ウクライナ情勢悪化がなければ0.5%となっていた。
今後の利上げは、0.5%の利上げを1回もしくは複数回行う。
→利上げに関してははぼ織り込まれていたと考えられる。現在は5月と6月のFOMCでほぼ0.5%の利上げを織り込んでおり、7月に関しても債券投資家の半数は0.5%を織り込んでいる状態。


ただ今年はあまりアノマリーは参考にならないと思います。ウクライナ情勢や金融政策の方が株価に影響を与えると考えているためです。ただし、3月まではアノマリー通りになっていますね。
個人的にはFOMCとメジャーSQが終わったころから悪材料の出尽くしとアノマリー最強の4月に向けて上昇すると思っています。
3月分の経済指標、4月7日のFOMCの議事要旨(3月分)等の結果次第の部分がありますので注視する必要があります。4月12日のCPI発表があります。これらを乗り越えた場合は4月中旬から下旬までは上昇しやすいでしょう。
5月前後になるとウクライナ情勢悪化後の企業決算が出てきたり、5月のFOMCを念頭に置いた調整が入ってくると思います。ただ雇用統計はパスしましたが4月7日のFOMC議事録ではこけましたので、4月は強い上昇がないまま5月前後の大きな下落に突入する可能性もあります。

左のチャートは2021年のNASDAQ100の日足になります。3月に入って底を打ち反発している様子は今年と似ていると考えています。
2021年もFOMCをきっかけに2番底を形成していますが、今年の5月FOMCはQTの情報や0.5%の利上げの可能性がありより顕著に動く可能性があると思います。2番底があるのかないのか、あるのであれば3月の底を切り上げるのか切り下げるのかも重要です。高値に関しては、切り上げる可能性は低いと考えます。
レバナス情報


トータルリターンが158位とかなりしょぼいですが、先週は390位でしたので大幅アップです。

レバナスの3月時点での最大上昇率と最大下落率が更新されました。
3月はSQ後の大上昇により、下落率に記載されることはありませんでした。
今のところ、レバナスを1年保有していれば100%プラスリターンになることが証明されています。

それでは皆さん、レバナス握り締めて爆っていきましょう!