【米国株/shoumaru】5月10日投資状況~米国予想以上のベア相場 CPIピークアウトも上昇圧力は限定的か~

投資新着情報

9日のNY株式相場は、5/2週の流れを引き継いで大幅な続落となった。NASDAQ100の約4%を筆頭に3指数が大きく下落した。ここ数日の下落は特に酷く、悪い記録を打ち立てている。
・NASDAQ100
3日間の下落はコロナショック以降最大で、200兆円の時価総額が吹き飛んだ。
前年(2021年)の最安値を割り込み、年単位での調整に発展する可能性が出てきた。
・S&P500
1年以上ぶりに終値で節目の4,000ポイントを割り込んだ。
ゴールドマン等の投資銀行は、S&P500は3,600ポイントまでの下落はあり、一時的には3,500ポイントを割り込む可能性も示唆し年末の株価予想を下方修正した。投資銀行の年末株価予想は、4,400ポイント~4,700ポイントが多いもののそろそろ反転しないと予想株価に届かないともしています。


9日の大きな下落の背景は、米10年国債利回りが一時3.2%を付けたことでハイテク株が売られたことに加え、中国でのロックダウンが長期化することによる景気減速懸念よりエネルギー株が約8%安となったことが響いた。

10日の相場は、米10年国債利回りが3%を下回り株価に追い風になったことや翌日に発表されるCPIがピークアウトする可能性が高く、それを見越した買いや売り方の利確等もあったことで、12,500ポイント程で寄り付きましたが、一気に12,200ポイント程まで下落しています。ここまで押し込まれるのは、予想以上のベア相場だと言えます。10日は複数のFRBの高官が発言し、インフレ抑制の利上げでソフトランディング(景気の急な腰折れや悪影響を最小限にする)することは可能とした一方で、多少の景気悪化を容認するととれる内容が含まれたことが下落した要因だと考えられます。

 shoumaru
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ロシアのウクライナ侵攻が一刻も早く収束し、平和に戻るよう願っています。

※当ブログでは、NASDAQ100(NASDAQ総合ではない)・ダウ平均・S&P500を米国主要3指数として扱います。

 shoumaru
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私はコア・サテライト戦略のコア資産としてポートフォリオの半分程を目安に 「レバナス」を運用していますので、NASDAQ100とレバナスを中心とした日記と情報発信をしています。

前日結果

レバナス基準価格とトータルリターン

楽天レバナスは、設定来約50%のドローダウンです。

NASDAQ100とその他の指数の比較

※GoogleFinanceは前日終値からの変動を表し、ブログ内で表現している他の上昇率や下落率と異なる場合があります。

NASDAQ100とS&P500のセクター別ランキング

この下げ相場でもかなりのパフォーマンスを出していたエネルギーの下落。

チャート分析

NASDAQ100 S&P500 比較チャート

左:NASDAQ100 右:S&P500

NASDAQ100は、前々からお伝えしている12,200ポイントで何とか踏みとどまってます。
明日から(10日の市場含め)多少なりとも反発を期待したいところです。ただ4月と5月は2度程、反発すべき時にほぼ反発出来ずにここまで下落してきた経緯がありますので、全く読めません。
10日に関しては、NASDAQ100よりもS&P500やダウ平均等の方が下落している状況です。
完全にBBの-2σをバンドウォークしています。

関連チャート

上左:VXN 上右:米国債利回り 下左:原油 下右:ドル円

VXNは実体ベースでは2022年でも最高値圏にあります。
金利と原油が下がっています。10日はNASDAQ100よりS&P500の方がパフォーマンスが弱い理由はここにあると思います。
ドル円は、130円を死守。日経225もかなり厳しい状況になっているのでドル円が崩れたら、日米共倒れです。

経済指標

今後の展開及びアノマリー

決算についてはピークを過ぎました。
来週重要なのは、米4月消費者物価指数です。
上昇の可能性が最も高いイベントの1つで、CPIの改善がそのまま投資家心理の改善に繋がります。
インフレピークは、統計上は過ぎた可能性が高いです。

今年はあまりアノマリーは参考にならないと思います。最強の月である4月のアノマリーと私の予想が見事に覆されました。CPIの発表で短期的に上昇に動く可能性もあります。最近は膠着しているウクライナ情勢も5月9日にロシアが動く可能性や更なる制裁に欧州が動いています。

Sell in May」の相場格言は今年は当てはまるのではないでしょうか?
過去を振り返ると5月のSQ、6月のメジャーSQに向けてどちらかでは下落する傾向がありそうです。短期的上昇があっても14,200ポイントや15,200ポイントを抜けることが出来ずに過去の傾向通り、5月か6月の半ばに向けてきつめの調整があると考えます。

次回、強めの上昇があるとすれば次回のFOMC後でしょう。メジャーSQもありますので。
勿論、更に下落が強まる可能性もあります。

レバナス情報

「SOMPOスイッチ NASDAQ100 レバレッジ2.5倍が登場!」
こんな時期でなければ欲しかった?
レバナスはNASDAQ100の2倍ですのでその上をいきます。
また下落が予想される時はポジションを解消し、下落の影響を限定的にするそうです。
月足MACDがゴールデンクロスしたタイミングで少し買おうかな。完全にアクティブファンドだけど。

レバナスは週間ランキングから姿を消しました。
販売金額は長い間トップ10にはいましたが、今回はトップ20にも入っていませんでした。
見切りをつけた投資家が多かったのでしょう。

上記はレバナスの資金流出入額ですが、1月・2月・3月と上昇しています。
4月ではないので、3月の急上昇に慌てて突っ込んだのでしょうか?昨年も3月は増えていますので、年度末等が関係するのでしょうか。

 shoumaru
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それでは皆さん、レバナス握り締めて爆っていきましょう!

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