5月初日の相場は、米主要の3指数揃っての小幅高となった。アノマリーを覆す大きな下落で4月は終了したための自律反発と見られる。ただし強い買いが入ったのはマーケット終盤で、軟調な時間が長く続いた。軟調だった原因は大きく2つあると考えられる。
①FOMCの公表が控える中、米10年国債利回りが3.0%を一時超えたこと。
②ISM製造業購買担当者景気指数(PMI)が、前月及び市場予想を下回った。
終盤の上昇はFOMCでどちらに動くか判断付かないため、一時大きく下落したタイミングでの売りの利確の可能性も考えられる。次回マーケットが大きく動くのは、日本時間で5日のFOMCの会見や11日のCPI発表後と思われる。

ロシアのウクライナ侵攻が一刻も早く収束し、平和に戻るよう願っています。
※当ブログでは、NASDAQ100(NASDAQ総合ではない)・ダウ平均・S&P500を米国主要3指数として扱います。

私はコア・サテライト戦略のコア資産としてポートフォリオの半分程を目安に 「レバナス」を運用していますので、NASDAQ100とレバナスを中心とした日記と情報発信をしています。
前日結果
レバナス基準価格とトータルリターン

※月曜日発表のものとなります。
楽天レバナスは設定来でマイナス40%をたたき出しています。
通常レバナスも一旦の上昇でリターンがプラスになった段階で売りたいのですが・・・
FOMC後はどちらに転ぶか分かりませんが、3月同様に材料出尽くしで一旦は上昇に転じる可能性もあります。
NASDAQ100とその他の指数の比較

急上昇するような好材料は出ていないため、年初来安値を更新したタイミングでの売りの利確が考えられる。

2022年の4月は過去と比較して、1カ月単位で見ても年初来の4カ月で見てもかなり悪いものとなった。
NASDAQ100は、週間ベースで既に4週連続で下落となっている。
・4/25週 -3.9%
・4月 -13.3%
・年初来 -21.2%
月間の-13.3%は、リーマンショック以来の下落率。
年初来4カ月での比較では過去最低(S&P500も)となった。
このレベルの下落になると、4週連続で下落しているのでそろそろ反転するだろうという考えが通用しないため、今後も下落する可能性を考慮すべきとなる。
※GoogleFinanceは前日終値からの変動を表し、ブログ内で表現している他の上昇率や下落率と異なる場合があります。
NASDAQ100とS&P500のセクター別ランキング


チャート分析
NASDAQ100 S&P500 比較チャート

5月最初はプラスで終えたNASDAQ100。3日の相場はもみ合いが続くものの若干ですが、買い方が優勢と言ったところです。買い方ではなく、売り方の利確かもしれませんが。
13,000ポイントと13,100ポイントが強く意識されていて、13,000を割り込むとすかさず上昇し、13,100ポイントを超えると下落するといった展開が続いています。
MACDはデットクロス状態ですが、若干下降角度が緩やかになっています。
トレンド自体は急角度での下落トレンドと言えますが、全てはFOMC次第だと思います。
下は週足です。
52週移動平均線を26週移動平均線がデットクロスする寸前です。
週足の13週・26週・52週は強く意識されるため、今後株価が上昇した場合の大きなレジスタンスとなりえます。

関連チャート

VXNはかなり高水準の位置でキープしています。今年の例ではこの水準は長くは続かず、戻ってくる傾向がありますが今回はどうなるでしょうか。
米10年国債利回りやドル円は硬直状態ですので、FOMC後にどちらかに動く可能性が高いです。
原油先物価格は安定的に推移し、三角持ち合いのようにも見えます。
経済指標


今後の展開及びアノマリー



上記は今後の利上げ予想です。
5月の利上げは0.5%をほぼ100%で織り込んでいるため、利上げのことでの暴落はなさそうです。ただ、0.5%の利上げやまして0.75%の利上げ、連続でダブル利上げ等は異例のことですので市場の反応には注意です。
焦点はQTのについてでしょう。6月から毎月950億ドルの資産圧縮を示唆していました。

今年はあまりアノマリーは参考にならないと思います。最強の月である4月のアノマリーと私の予想が見事に覆されました。5月はFOMCや雇用統計、CPIの発表が相場を大きく動かく可能性があり注意が必要です。最近は膠着しているウクライナ情勢も5月9日にロシアが動く可能性や更なる制裁に欧州が動いています。
「Sell in May」の相場格言は今年は当てはまるのではないでしょうか?
過去を振り返ると5月のSQ、6月のメジャーSQに向けてどちらかでは下落する傾向がありそうです。短期的上昇があっても14,200ポイントや15,200ポイントを抜けることが出来ずに過去の傾向通り、5月か6月の半ばに向けてきつめの調整があると考えます。
レバナス情報



上記はレバナスの資金流出入額ですが、1月・2月・3月と上昇しています。
4月ではないので、3月の急上昇に慌てて突っ込んだのでしょうか?昨年も3月は増えていますので、年度末等が関係するのでしょうか。

ベア型ETFが上位に食い込んでいます。

それでは皆さん、レバナス握り締めて爆っていきましょう!